第98回全国高校野球選手権大会の優勝候補とされていた神奈川・横浜高校。西の優勝候補、大阪・履正社高校と対戦し、雨による二度の中断もあるコンディションの中で1-5で敗れ、甲子園を後にしました。せっかくの好カード、良いコンディションの中で試合させてあげたかったですね。その履正社高も、ライバル横浜高を追うように茨城・常総学院高に敗れました。序盤の大量失点というゲーム展開まで同じでした。
さて、そのプロも注目するエース藤平選手を擁した横浜高野球部のロッカーは、常にいい香りがするらしいのです。東京スポーツによると、横浜高野球部は「“王者”ならぬ“王子様”軍団」なのだそうです。
一回戦で先制タイムリーを放った選手、3安打を放った選手ら多くの選手がブルガリなどの香水を好んで使っているからだそうです。「ロッカーとかバスの中とか汗の臭いが嫌なんです」というのです。平田監督やコーチ陣も愛用しているそうです。ナインの合言葉は「かっこよくやろうぜ」ということで、香水などの香りだけでなく、服装にも気を使っていて「安い服をシンプルに着こなすのが好き」なのだと言います。さらに、暑くてもまだらに日焼けしないように心掛け、休日にはアクセサリーなどのショッピングに出掛けるそうです。
「ウチは男子校。だからというわけじゃないですが、身だしなみには気を使うし、女の子がいるとみんなでチヤホヤするんです。乙女ゲームのキャラみたいな振る舞いを心掛けてます(笑)。僕らが勝ち進んで“野球はかっこいい”というイメージを広めたい」とある選手は語っているそうです。
移動中のバスでは女性ファンから黄色い歓声が飛び、ナインは手を振って応える。今大会のためにユニホームも新調。全員がオーダーメードで採寸した新ユニホームで聖地に乗り込んで来たそうです。
横浜高野球部のような”徹底”まではいかないにしても、最近の高校球児からは「汗臭い」というのはあまり感じられません。
地方大会などでスタンドで観戦していますと、前の試合が終わった球児や、次の試合待ちの球児が近くをとおることがありますが、「汗」のにおいどころか、柔軟剤の「ダウニー」や消臭剤・芳香剤の「ファブリーズ」のにおいがします。中には香水もあるかも知れませんが、縁のない私には判別できません。さらに制汗剤や汗拭きシートを使っていたりする姿も見ます。
昔は汗というにおい、剃り込み入りの丸刈り、あるかないか判らない眉毛が特徴でしたが、時代も変わるものです。
今では丸刈りでもバリカン刈りではなく、美容室へ行ったり、ついでに眉毛を整えてもらったりしているようです。
ちなみに、太郎は自家バリカンであり、眉毛は自然放置です。ファブリーズくらいはやっているかも知れませんが。
最近の野球人口の減少には「汗」「丸刈り」も一因かも知れません。でも、「汗(臭)なし」にもなって来ていますし、高校野球は「丸刈り以外OK」でもあります。
甲子園の優勝候補と言われるような、強豪・横浜高のような結果を出しているチームが、こういうことをやっているのですから。選手も「僕らが勝ち進んで“野球はかっこいい”というイメージを広めたい」と言っているのですから。
今度、球場へ行ったときに高校球児がどんなにおいをするか確かめてください。たぶん、昔とイメージが違うと思います。
ただ、無理やり自分から近寄らないようにした方がいいです。変な人だと思われ、通報されてしまいますから。
あと、一つだけ注意することがあります。
これらは、すべての高校球児に当てはまることではありません。中には昔ながらの・・・いますので・・・