プロ野球の各チームにはファンクラブ(FC)があります。各FCともにいろいろな特典もあって、かなりお得感のある内容になっていたりします。
世の中には面白い方もいまして、全球団のFCに入会して今年で12年目となる12球団ファンクラブ評論家という長谷川晶一さんという方がいます。その方がFCのポイントを参考にして、2016年のFC情報をまとめてみました。
■福岡ソフトバンクホークス / 公式FC「クラブホークス」
スタンダード会員(年会費3500円・税別)から、継続年数10年以上の会員のみが入会できるプレミアム会員(年会費9万5200円・税別)まで5カテゴリーあります。ちなみにハイグレード会員(年会費9500円・税別)の場合の特典は、フリースパーカー、キャリーバッグなど。「選手の音声入り目覚まし時計」もあるそうで、今年は「松田選手・柳田選手収録予定」だそうです。ちなみに、一番高い年会費9万5200円のプレミアム会員は、希望日程チケット10枚、プレミアムシートペアチケット、内野ペアチケット、クライマックスシリーズペアチケットなどチケット特典が大充実です。
■北海道日本ハムファイターズ / 公式FC
小学六年生までのキッズクラブ(年会費3300円)とそれ以外のルーターズクラブ(年会費3300円)の2カテゴリーのみです。ルーターズクラブの特典は帆布トートバッグ&ポーチセット、キッズグローブ、マウンテンパーカ。年間獲得ポイントに応じて、チケットの先行販売優遇があります。
■千葉ロッテマリーンズ / 公式FC「TEAM26」
マリーンズ会員(年会費無料)からプレミアム・ゴールド会員(年会費1万300円)までの6カテゴリーがあります。なお、ゴールド会員も年会費1万300円。違いはシーズンシート購入者が入会できるのがプレミアムですが、2016年度ゴールド会員でも、決められた規定ルールを達成すると、シーズン後半からプレミアム・ゴールドに昇格することも出来るそうです。ゴールド会員の特典は、アメリカの人気ブランド「OUTDOOR PRODUCTS」のオリジナルデイパックや4試合分の観戦チケットなどで、コストパフォーマンスが一番いいとのことです。また、2016年からは「ファンクラブデー」対象試合の来場者に、中折れバットやヘルメットなどの特別グッズも配布されるそうです。
■埼玉西武ライオンズ / 西武FC
ジャニア会員(年会費2000円)からハイグレード会員(年会費1万円)までの4カテゴリーです。ハイグレード会員の得点はサテンベースボールジャケットなど(新規入会時には、もう1点)に内野指定席引換券2枚付きです。ちなみに内野指定席2枚は7000円相当とのことです。1月31日までの早期入会者には、オリジナルDVDとオリジナル卓上カレンダーもプレゼントされます。
■オリックスバファローズ / 公式FC「BsCLUB」
12球団最高値となる年会費15万円のエクストラプレミアムメンバー(200人限定)など7カテゴリーです。特典グッズの組み合わせによって、さらに種類が分かれることにより、組み合わせで16コースになります。ちなみに、昨日HPで確認祖たところ、このエクストラプレミアムメンバーは完売でした。入会特典はもちろん豪華で、プロモデルユニフォーム、オリジナルのタオルセット、リュックなどのすべての入会特典グッズに加えて、指定席引換券2枚、対巨人戦指定席引換券3枚、自由席チケットレス入場サービス、指定席券が一般当日価格の半額などと球団激励パーティーの参加権利(2名様まで)と盛りだくさんです。
■東北楽天ゴールデンイーグルス
ベーシッククラブ(年会費500円)からブースタークラブ(年会費10万500円)の7カテゴリー。ベーシッククラブは第4次販売チケットの先行購入権とコボスタ内のグッズやグルメが割引になるクーポンが得点です。ブースタークラブは第1次チケット先行購入権利、FANS'ユニフォーム2016(刺繍ロゴ)、オーセンティック フリースパーカーと特典盛りだくさんです。なお、ブースタークラブとゴールドクラブ(年会費1万500円)には枚数は違いますが、ビジターチケットが付いています。なも、当然のことですが今年からはFC会員のメンバーズカードに楽天ポイントカード機能が付き、楽天スーパーポイントが貯まります。ムムッ!!
■東京ヤクルトスワローズ / 公式FC「SWALLOWS CREW」
無料会員からプラチナ会員(年会費1万3000円)までの6カテゴリーです。無料会員はともかく超豪華特典が自慢のFCです。プラチナ会員で選手も着用するCREWユニフォーム、オリジナルスタジャン、マフラータオル、ファンブック、外野自由席2枚、S指定席1枚付き。球場への来場ポイント制度もあり、ポイントと交換できるトートバッグ、パーカ、DVDなども入手可能です。
■読売ジャイアンツ / 公式FC「CLUB G-Po」
エンジョイメンバー(年会費無料)、高校生以上のプライムメンバー(年会費4800円)と中学生以下のジュニアメンバー(年会費3500円)の3カテゴリーです。プライムとジュニアの入会特典は同じで、今年はトートバッグ、ジャビットフード付きバスタオルから選びます。イベント関係への参加が出来まsが、おそらく倍率は非常に高いものでしょう。
■阪神タイガース / 阪神FC
一般会員(年会費3600円)とKIDS会員 (年会費2500円)の2カテゴリーのみです。ただ、会員継続年数によって3段階のグレードがあり、10年以上連続で入会したファンは自動的にダイヤモンド会員に昇格出来ます。さらにプラス3万円を支払うとダイヤモンドプラス会員(年会費3万3600円)になれるそうです。現在、入会受付は終了していますが、例年春先に「追加募集」が行われるようです。今年のメイン特典は、イエローメッシュジャージ、エナメルバックパックなど6種類の中から選択出来ますが、ジャージ以外は販売もされるそうです。
■広島東洋カープ / 公式FC「カープファン倶楽部『Think RED』」
もっとも入会倍率が高いFCだそうです。タイガースが約20万人という会員数ですが、カープFCは定員1万8000人で、継続会員だけでほぼ定員状態であり、新規入会は困難なのが現状のようです。他にもジュニア5000人、レディース5000人、シニア3000人とすべて定員制であり、どれもこれも定員数に達しています。特典内容は会員証とオリジナルユニフォーム、イヤーブックなどで年会費3500円と、野球と同じく普通です。ただ、定員数が少ないために、特典以上のプラチナステータスがあるのがThink REDということになるのでしょう。
■中日ドラゴンズ / 公式FC
今までは親会社の中日新聞社が運営していましたが、公式FC発足10年の今年から球団が直接運営することになりました。無料会員(年会費無料)からゴールド会員(年会費1万円)までの4カテゴリーありますが、ゴールド会員は定員数達成のため、募集は終了しています。レギュラーコース(年会費3900円)はオリジナルユニフォームとナゴヤドームまたは横浜スタジアムのペアチケットが特典です。また、ポイント制度もようやく採用され、球場への来場ポイントに応じて賞品がもらえるようになるそうです。数年前にはドラゴンズファンクラブに入会していました。これは、また、入会するしかありません。
■横浜DeNAベイスターズ / 公式FC「B☆SPIRIT友の会」
特典グッズをなくす代わりに観戦チケットが多く付いてきます。レギュラー会員(年会費3000円)は2枚、スペシャル会員(年会費8000円)は7枚のチケットが特典ですから、地元や近くのファンにはお得です。この効果により、2015年の観客動員は180万人を突破し、2016年は200万人突破を目指しているそうです。それ以上に、中学生以下が対象のキッズコース(年会費3000円)は、グローブの他に観戦チケット10枚が特典として付きます。子どもを対象に手厚くし、長期的展望に立ってファン獲得を目指す方針です。
ファンサービスはどのチームも力を入れなければならないところです。最近は特典も豪華になり、ファンでなくても手に入れたくなるようなものもあります。
是非とも、中日ドラゴンズFCに入会して、80周年を盛り上げましょう。