中日のドラフト1位・根尾昂選手が、3月13日にナゴヤドームで行われた阪神タイガース戦とのオープン戦で、7回の守備から途中出場しました。
8回には、先頭で打席に立つとタイガースの石崎選手から150km/hを超す速球で攻められ、2球で追い込まれ、3球目にスライダーをファールしたものの、4球目の変化球に空振り三振でした。相手ピッチャーも一軍入りを目指しているこの時期に、ヒットが打てるほど簡単な世界ではやはりありません。
ここまでの実戦は9日のウエスタン教育リーグの阪神タイガース戦に六番・DHでスタメン出場し、プロ初打席でタイガース先発メッセンジャー選手に空振り三振、2打席目はフォアボールの2打席ノーヒットでした。
実戦2試合目となる10日のウエスタン教育リーグの阪神タイガース戦にでは、六番・ショートでスタメン出場。この日のタイガースの先発は、昨季ドラゴンズでチームトップの13勝を挙げ、移籍した左腕ガルシア選手にレフトフライ。第2打席は4回表の先頭バッターで、ドリス選手からレフトフライに倒れました。
ここまで、デビューからの4打席はメッセンジャー選手、ガルシア選手、ドリス選手とすべて外国人が相手でした。
12日には福岡ソフトバンクホークスとの対戦で、初めて地元・ナゴヤ球場での試合に臨み、この日は2017WBCベネズエラ代表のスアレス選手との対戦。第1打席は150km/hの直球に空振り三振。第2打席も押されてのショートライナー。第3打席にようやく、日本人ピッチャー・中田賢一選手との対戦となり、プロ初ヒットとなる内野安打でした。ちなみに第4打席はセカンドゴロでした。
ファームでの教育リーグとはいえ、一軍クラスのピッチャーとの対戦。結果は内野安打1本での一軍昇格はちょっと早すぎるとは思います。しかし、与田監督は一軍のスピード、雰囲気、ナゴヤドームを体験させることを主眼に置いて、13日のタイガース戦から一軍ベンチ入りさせることにしたようです。研修的な意味なのでしょう。
現在、ドラゴンズの内野布陣ですが、ショートには京田選手、高橋選手がセカンドからサードにコンバートされて、セカンドは堂上選手、亀沢選手が交代で出場しており、まるで根尾選手を待っているかのように、本命が不在な状況です。ちなみに、根尾選手はキャンプ中にセカンドの守備練習を行っています。
まだ、一軍定着は先になるように思います。
それでも、プロ野球を始めてから、2ヶ月ちょっとしか経っていません。これからが、楽しみです。