勇気の木 ヤッシー

台風10号（サンサン）は日本各地に大きな被害をもたらし、消え去っていきましたが･･･。

台風10号の接近に伴い2024年8月28日に鹿児島県には「暴風･波浪･高潮特別警報」が出されました。鹿児島県に上陸する直前の8月29日未明には枕崎市で51.5m/sの最大瞬間風速を観測。

そんな状況のなか、「空と海を臨む宿 Ocean Hotel Iwato」に設置されたライブカメラでは24時間動画配信。

そこで今回も注目されたのが、勇気の木「ヤッシー」（元；長野県知事･田中康夫さんのことではありません）。

ヤッシーとは枕崎市の海岸付近に育ったヤシの木。高さ約20mで、地元では台風の度にライブ中継されるエリアの近くに生えており、風を受ける様子がこれまで何度も紹介されています。

2022年9月18日～20日にかけて台風14号（ナンマドル）が日本列島を縦断した際、鹿児島県枕崎市のホテルのライブカメラに「暴風に耐える様子」が映ったヤシの木に与えられたニックネーム。


このとき、激しい風雨でヤッシーがいまにも倒れそうな感じで左側に傾き、この姿にチャットには、「ヤッシー頑張れ」「ヤッシー逃げてーーー！」「もうひと踏ん張りだヤッシー」「右から攻めろヤッシーワンツーだ！打て！」「次回、ヤッシー死す。デュエルスタンバイ！」とヤッシーを応援するコメントがあがりました。

そして、台風14号に対してヤッシーは折れたりすることなく無事でした。

2024年8月の台風10号で、強風を受けてもなお折れず耐えている様子に対して、「ヤッシー頑張れ」「ヤッシー、負けるな」という応援が寄せられ、今回も無事生き残りました。

激しい風雨に襲われ、激しく揺さぶられる人生（木生？）であったとしても、それを受け流せるように、何ごともなかったような、こういう人でありたいという感じがします。

なお、別カメラにはヤッシーの横に並ぶように3本、ヤシの木が生えており「お父さん」「お母さん」「妹さん」が立っており、「ヤッシーファミリー」と呼ばれています。ファミリーももちろん健在。

ちなみに、実はヤッシーはヤシの木ではなく「シュロの木（日本を原産とする数少ないヤシ科植物の一つ）」なのだそうです。

見分け方は、幹の部分がポイント。繊維でゴワゴワしているのがシュロの木。表面が硬そうでツルっとしているのがヤシの木。

本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。

今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。

また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。