今回の「信州を紹介します」は、「日本一高い場所にある道の駅」の「美ヶ原高原美術館」です。
その場所は標高約2000m。「道の駅 神話の里・白うさぎ」の約2000倍の高さにあると想像していただければいいかも知れませんが、あまりにも比較対象がローカルすぎますので、わかりやすくご説明いたしますと、「富士山(3776m)の真ん中よりもちょっと下の場所」だと思ってください。ちなみに、富士山の静岡県側にある須走登山口の5合目が約2000mです。
道の駅というだけあって、自動車やバイクなどで行くことができます。その気になれば歩いても行けますし、自転車で登ってくる姿も見かけます。現に、「美ヶ原ロードレース」が開催されています。
ということで、近くにある「日本一へ行ってみよう」という軽い気持ちで行ってきましたが・・・。
「道の駅 美ヶ原高原美術館」は名前のとおり、美術館に併設された道の駅です。駐車台数は約800台という広い駐車場を持っており、信州のなかでも人気の山岳ドライブコース「ビーナスライン」や「美ヶ原スカイライン」の終着であり、夏のシーズンには駐車場が混みあうというくらいの人気の場所です。
美術館の1階が道の駅。2階が美術館とレストランになっています。信州のお土産はもちろん、美術館関係のグッズが売られています。お土産を見ているだけでも充分に楽しめます。もちろん、どこからどうみても芸術的な人物にしか見えない私にとって美術館は外せません。
また、屋外にはいろいろな彫刻が展示されており、「八ヶ岳中信高原国定公園」の一部であり、高原散策するにはとてもいい場所らしいのです。また、信州のほぼ中央に位置していることもあり、360度の大パノラマが楽しめるらしいのです。
というのも、今回(6月上旬)、散策目的でもあったのですが、下界出発時には天気はそれなりによく、暑くなる天気予報でしたので半袖半ズボン(一応、上着は準備)という、完全に山をなめ切った服装でした。ところが、道の駅に着いたら、天気はややくもりで「寒い」の一言です。もう、散策にも耐えられませんし、お土産をゆっくりと見て歩いているどころでもありません。一目散に退散です。
ちなみに、下界(諏訪湖近辺)に下ってきたときの気温は27℃でしたので、この時期にしては暑い日でした。
一般的には標高が100m上がるごとに、気温は0.6℃下がると言われています。つまり、諏訪湖の標高が759mですので、27℃の諏訪湖に対して、美ヶ原は約7.5℃気温が下がり、約20℃だったという計算になります(時間差はあります)。
これは猛暑日に涼みに行くのはもってこいの場所、まさに天然のクーラーです。ただし、気圧の変化に弱い方にとっては、「ぷち高山病」になりかねませんので、ご注意ください。
松本駅から美ヶ原高原まで、夏期であればアルピコ交通と相互第一交通が運行している直行バスが利用できます。松本駅から美ヶ原自然保護センターまで、乗車時間は約1時間15分、運賃は片道¥1,000。また、8月上旬からお盆までの間はアルピコ交通が運行する美ヶ原高原美術館行バスも利用できます。
休館日:4月25日~11月15日
営業時間:レストラン 9:00~16:30 美術館 9:00~17:00
アクセス
自動車:中央自動車道・諏訪ICよりビーナスラインで約90分
自動車:中央自動車道・松本ICよりアザレアラインで約70分
バス:アルピコ交通・松本駅〜美ヶ原高原美術館線・山本小屋停留所(夏季のみ)
千曲バス:美ヶ原山本小屋線・山本小屋停留所
徒歩:松本駅から約7時間40分、上諏訪駅から約7時間10分、上田駅から約7時間30分
ちなみに日本の道の駅で標高の高いベスト10は次のとおりです。
1位 美ヶ原高原(長野県) / 標高約1938m
2位 田辺市龍神ごまさんスカイタワー(和歌山県) / 標高約1280m
3位 草津運動茶屋公園(群馬県) / 標高約1226m
4位 みとみ(山梨県) / 標高約1101m
5位 こぶちさわ(山梨県) / 標高約996m
6位 なるさわ(山梨県) / 標高約990m
7位 木曽川源流の里 きそむら(長野県) / 標高約946m
8位 奈良井木曽の大橋(長野県) / 標高約934m
9位 信州平谷(長野県) / 標高約922m
10位 尾瀬檜枝岐(福島県) / 標高約915m
暑い日が続き、体調を崩しやすいですが、どうぞ、健康管理にはくれぐれもお気を付けください。
本日も私のブログを読んでいただき、ありがとうございます。
今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。