野球小僧

ビックリ 楽天

最近、驚いた一番のニュースは米国大統領選挙よりも、楽天がスペインサッカーリーグのFCバルセロナ(バルサ)に4年間で257億円のグローバルメインパートナー契約を結んだことです。
バルサと言えばメッシ選手、ネイマール選手、スアレス選手らのスター選手を擁する、世界No.1ともいわれるクラブチームです。

11月16日に日本のインターネットサービス大手の楽天は、このFCバルセロナとグローバルメインパートナー契約を結びました。次の2017/18年シーズンから4年間(楽天が望んだ場合は5年間に延長可能のオプション付き)、世界一有名な赤と紫の縦縞ユニホームの胸に「RAKUTEN」の文字が見られることになりそうです。

バルサは現在のカタール航空に代わる新しいスポンサーを探していました。ネットやスポーツ紙では中国の「アリババ」や米国「アマゾン・ドット・コム」の名前が挙がっており、楽天に決まったのは大穴です。しかも、「バルサの新スポンサーは、スペイン人なら誰もが知りたがる。当日まで情報が漏れなかったのが奇跡だ」と記者会見前に地元メディアの記者が話していたそうです。

もちろん、楽天としてはメッシという一大ブランド選手がいるから、という狙いはあるでしょう。けど、そのメッシ選手は来年末に切れる次回契約を更新しないという報道もあります。メッシ選手のいないバルサは飯の付いていないサバ煮込み定食みたいなものです。

それについてバルトメウ会長は「バルサには素晴らしい選手たちがおり、メッシは中でも素晴らしい。楽天もメッシを貴重な選手だと認識しているだろう。バルサは彼のおかげで成功してきた。しかし、今のところ心配する必要はない。メッシはバルサで引退を迎えるのではないだろうか」と自信をのぞかせています。

現在、欧州の有力チームのメインスポンサーになっている日本企業は、イングランド・プレミアリーグの人気チーム「チェルシー」をサポートする横浜ゴムだけでした。

1990年代にはシャープがデビッド・ベッカムさんを擁する「マンチェスター・ユナイテッド」、ソニーがデルピエーロさんを擁するイタリア・セリエA「ユベントス」、トヨタ自動車がイタリア「フィオレンティーナ」とスペイン「バレンシア」のメインスポンサーを務めるなど、日本企業は存在感がありました。


しかし、バブル崩壊、リーマンショックや円高などで、企業の財布のひもは固くなるのと、逆比例して、この当時と比べると欧州サッカーのスポンサー料は高騰しており、簡単に手を出せるものではなくなりました。しかし、インターネットの普及によってファン層が新興国に広がるなどして、広告塔としての価値は比較にならないほど増しているのも事実です。

楽天はバルサと契約したのは、バルサが世界最強のチームだから、という理由だけではないそうで、「more than a club(クラブ以上の存在)」というバルサの理念が美しいからだそうです。中小の店舗をインターネットで活性化しようという楽天創業の理念と、ソシオと呼ばれる14万5000人のサポーターが支えるFCバルセロナとは共通の価値観を持ちます。だからこそ楽天を「おカネを持ってきてくれる人」ではなく、「一緒に歩むパートナー」として位置付けた「グローバル・イノベーション & エンターテイメントパートナー」とのことで、お互いが合意して契約に至ったとのことです。

ちなみに、楽天は登録しているオンラインユーザーはスペインの全人口よりも多い約1億2千万人いるとのことであり、バルサにとっては魅力的な数字でもあります。また、ソシオ以外でもフェイスブック、ツイッターなどSNSのフォロワーは全世界で2億人を超すと言われるバルサも楽天にとっては世界戦略を狙う上では貴重で潜在的なマーケットにもなります。

すでに、「RAKUTENって何?」ということで、インターネットの多く検索されたことでは、その宣伝効果はかなりの金額に置き換えられるものだと思います。


(私も楽天ポイント持っています)

ご存知、楽天はプロスポーツチームの管理、スポンサードもしています。サッカーチームではヴィッセル神戸の商品政策やイベントなどを行なっており、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスを保有しています。


埼玉西武ライオンズからFA宣言した岸孝之選手が、出身地の仙台を本拠地とする東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍することが決まり、「楽天の勝利のため頑張る」と新天地での活躍を誓いました。岸選手は移籍を決めた理由について、「仙台で野球を始め、プロに入るまで支えてくれた地元に恩返ししたかった。野球人生いつ終わるかわからないと考え、今しかないと思って移籍を決めた」と話しました。

だからと言ってメッシ選手が残留するとは限りませんが、概ね好意的にとらえられたニュースとなっています。

ただ、このニュースが流れた17日の東証株価で楽天が前日比37円50銭(3.2%)安の1131円50銭まで一時下げました。終値は1138.5円。巨額の広告宣伝費の費用対効果が疑問視され、売りが広がりました。18日も株価は上がらず、±0円で終わっています。

投資家は案外シビアに見ているものです。

コメント一覧

まっくろくろすけ
Nさん、こんばんは。
塩見選手は岸選手よりもいい成績を残して「やっぱり楽天の11は塩見だ」岸選手に言わせるくらい活躍すれば、日本一奪回もあり得るでしょう。

チーム内の競争も必要だと考えます。そのなかで、互いにリスペクトして高めあっていければでしょうか。

楽天もDeNAも新しい手法でチームを強くしていく、ファンを開拓していく。伝統と歴史も大事でしょうけど・・・
まっくろくろすけ
eco坊主さん、こんばんは。
カブはカブでも、株より蕪でしたね。

楽天の三木谷さん初め、IT時代の到来とともに現れた起業家は多いですよね。30年前には、このような業種が出現するとは想像もつかなかったと思います。これから先はどうなるのか、想像もつきません。
ただ、絶対に言えるのは
>某社のロゴが竜の冠になったら唆られますが
だけはあり得ないでしょう。
Nより
こんちわです
今回、フリーエージェントで岸選手が楽天に移籍しますがお世話になった出身地の仙台の為になんていい話なんでしょう!
また、煽りくらった塩見選手も自ら背番号11を譲ると言う記事を見ました。
なんていい話なんでしょう!

譲り合い、思いやり

そういうところからチームークが生まれていくんですかね?

来シーズンの楽天期待したいです。
eco坊主
おはようございます(*Ü*)ノ"☀

全く唆られないニュースでした(´Д`;)
サッカーにも投資にもネット業界にもあまり興味が・・・
勿論カードもポイントも持っていませんし!!!
石浦5連勝の方が唆られています(笑)

>飯の付いていないサバ煮込み定食
メッシと飯を引っ掛けたのですね!お見事です!!

某社のロゴが竜の冠になったら唆られますが・・・
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