思いもしなかったコロナ渦で
碁会場の密集回避のための
「人数制限」が始まってから
ちょうど「2年」となる
当初、会場の上限は「二十人」
百人碁会の「5分の1」である
例会開催もままならず
全会員が集う「総会」も
開くことができずにいた
が、その後に状況変化があり
会員数激減と入場制限緩和により
来月上旬に総会を招集することにした
実に「3年振り開催」となる
ヒトは顔を突き合わせて話をすれば
問題意識が芽生え、刺激され、整理でき、
「前例踏襲」「問題先送り」「不合理見過ごし」が
解消するきっかけになるとしたものだ
コロナ前に百人もいた同好会は
4割減で六十人になり
その半分の三十人ほどが
碁を囲みに来られる
残りの三十人は
毎日 何をされているのだろう?
総会は、
「会則改正案の説明会」を行い
その後に「総会決議」を行うことを
表向き名目にしている
確かに、お題目はそうなのだが
代表世話人としてのわたしの
「本当の目論見」は別のところにある
<おうち生活(引きこもり)で
モヤモヤしていないで
碁会場に姿を見せてほしい>
<行けば行ったで、
また行こう、となる>
<碁を打ちに行きたい、と思うことが
そもそも入会のきっかけだったことを
思い起こしてほしい>
<四の五の言うもよし
=本人のガス抜きになる
黙って見守るもよし
=ニンゲン観察に役立つ>
ざっくりいえば、
そんなようなことである
世話人会への批判でもいい
会則問題点の指摘でもいい
新時代への抱負でもいい
とにかく、
気軽に足を運んでほしい
なぜ、そんな風に思っているといえば
人間は一人で生きているワケではない
だから「碁」という妙な遊びがあるのだから――
▲1年前の例会の様子(入場制限20人) テーブル2台を使って一定の距離を保ち、飛沫防止用衝立や消毒液などを整備したものの、参加者はまばらである