囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

ある碁友の想い出

2023年09月07日 | ●○●○雑観の森

 

昨年まで同じ地域碁会に属し

一緒に役員をやったり

時折碁盤を囲んだりした

Nさんの訃報が届いた

既に葬儀も済ませたとあり

昨日朝、玄関先で

奥様にお悔みを申し上げた

享年76

 

何かにつけ意見の相違が多々あり

とても親交があったとはいえないが

基本的に気の良い好漢である

ひとつ深く感心していたのは

「いつも相手を褒める姿勢」である

 

対局中に突然

「ああ、これはやられた」

「いい手ですねえ」

「強いですね」

「参りました」

などと云う

 

対戦成績は打ち分けで

こちらが苦戦することが多いのだが

褒められて腹を立てるワケもなく

勝っても負けても楽しい碁である

 

この碁会に限らず、総じて

自分の手を悔やむ人は多いが

相手の手を褒める人は稀である

こういう碁打ちはなかなかいない

 

 

 

 

 

 



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