【アマは気楽だ! 楽しめばよろしい】
秀策のコスミという
有名な先手必勝作戦があります
黒1、3、5を
三つのスミを
それぞれ違った向きで
小目を占有する手法
幕末の覇者、本因坊秀策は
「碁盤の広さが変わらぬ限り
このコスミが
悪手とされることはあるまい」
と語ったと伝えられます
その後、
時代は変わり
評価が下がったり
また上がったりしました
いまはAIの一角、ファインアート(絶芸)が
最善手とし、再評価の機運が高まっています
使い方が難しいのですが
何やらカッコいいので
わたしも気まぐれでマネします
でも普段は、
位が高い星打ちが多いです
これもAIの影響です
自分がないのか、と思われますが
元々自分などないのですから
仕方がありません
カッコいいから
マネしているだけです
♪いいじゃないの 幸せならば
◇
この味がなどと上手の口を真似
とか
口だけは皆一廉の碁打なり
とか
古くからの碁の川柳にあるように
碁会場に行くと、一人や二人は
こうした手合いがいますよね
負けた方は
碁で負かされれて
口でも負かされて
さんざんですよね
だいたい嫌われる、
としたものです
ウザイってやつです
四段とか五段とか
なまじ強くなると
ついテングになる
自戒を込めて――