囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

平安京の面影をゆく2

2021年06月16日 | アウトドアにて

 


都市伝説千二百年 「みやこ」の痕跡/羅城門(らじょうもん/らせいもん) の巻】

 


現在の京都市街地は

往時の平安京よりかなり東によっている。

みやこの玄関口にあたる羅城門

北に伸びる朱雀大路

現在の「千本通」あたり。

ただし道幅は85㍍もあった。


天皇のすまい・内裏を中心とした

諸官庁が配置された大内裏には

国家儀式を行う大極殿があった。

そこから西が右京、東が左京。


だが右京は湿地が多かったことから

棲みやすい左京へと市街地が広がる。

近年できた新京極は

「京都の(東の)極み」が由来。

その東側に河原があったため

河原町と呼ばれるようになった。

このあたりは人通りのない場末だった。

さらに川向こうの東側には

冥界の入口があるとされた。

いまの祇園を含む東山山麓である。

 

大極殿跡から真っ直ぐに南下する。

現在の千本通はとぎれとぎれになるが

徒歩なら1時間ほどで羅城門跡につく。

緩い下りなので単車・自転車なら

あっという間だ。

 

千本通と九条通が交差するあたりの

小さな公園に石碑がひっそりと建つ。

建ち並ぶマンションや民家のすきま

思わぬ場所にあり意表を衝かれる。

 

 

 

平安京のあった長方形の地域には

至る所に石碑や銘板がある

枕草子や源氏物語ゆかりの地も多く

路地裏の散策には

古典の面影を感じる愉しみがある

 

 

 



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