囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

会社と社会の周辺

2021年01月24日 | 雑観の森/政治・経済・社会

 

オオカミ少年と緊急事態宣言の行く末は。 の巻】

 


いよいよ在宅勤務が増えそうで、

これじゃ通勤定期がいいか、

交通系ICカード払いがいいか、

なあんて「本筋ではない」あれこれを

迷うこのごろである。

会社に行かなくていいなら、あるいは

密に集まっちゃいかんとなるなら

デカイ社屋っている?って時代になるか、ならぬか。

 


         ◇

 


明治2年、新政府は殖産興業を盛んにしようと

半官半民の為替会社と通商会社

東京、横浜、京都、大阪、神戸などに設けた。

政論家・新聞記者の福地源一郎(桜痴)が

どこにもなかった「会社」という言葉を発明した。

ソサイエティーの意味を持つ「社会」を逆さまにして「会社」。

これを東京日日新聞社説に掲載したのが初めである。

 


         ◇

 


社会」は、もともと古からあることば。

中国・周の制度で、

郷閭(ごうりょ=むらさと)の二十四家を一組とし

これを「一社」と呼んでいたので、

相集まって団体をつくることを「社会」といい

のちに転じて「世の中」「世間」や

権力関係と他に置かれた人々の生活団体

共同生活を営む組織などを意味するようになった。

 

前後をひっくりかえすなどの単純な「ことば遊び」。

省略ダジャレも含め、そんなこんなで生まれ、

それとは知らずに使っている言葉は少なくない。

江戸時代も10年たてば、随分と新語ができたという。

最近の若者コトバについてはいけないわたし。

だが古いことばは、そこそこに知っているし

これからも古書店の立ち読みはやめられない。

 

 

    ✕   ✕   ✕

 

 

だじゃれ党派見立 (作者・制作年など不詳)

 

 痔憂党(じゆうとう)=頭の方はひともなげにワンマンぶりを発揮するが、尻の方ではしょっちゅう痛い思いをしている党

 

 怪震党(かいしんとう)=常に怪しげな動きをしては、与野党の気を持たせる第二党

 

 射怪党(しゃかいとう)=社会にのさばる諸々の怪物を射てとらんと、平和の騎士をもって自ら任じている党。ただし騎士は頭が二つ

 

 狂散党(きょうさんとう)=気がふれた如く激しい張り切り方をしたため、国民の支持を失い、散々な目に遭った党

 

 

 

 

 

 



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