【知り合いのライターから聞いた話の巻】
■安藤百福(あんどう・ももふく、1910~2007年)が経営の一線を退いた80代の頃。新製品の発表では、記者会見場に姿を見せていました。
■ある会見で新しいカップ麺の試食会があり、女性社員が一つ一つに湯を注いでいたのですが――最後の方でお湯が足りなくなったそうです。
■それが百福のカップ。半分ほど入れたところで、ポットのお湯が切れることに。ほかの上場会社だったら場は凍り付き、大変なことになるはずでしょう。ところが、これが笑い話になって関係業界に伝わりました。
■百福はその後「袋麺」「カップ麺」に続き、90代で「宇宙食ラーメン」に挑戦・成功させます。
■連ドラ最終回を見終わって、ふと思い出した「まんぷく人生」の小さなエピソード。心がポカポカしています。
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