囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

やがて散るなら、もうひと花

2023年02月15日 | 雑観の森/心・幸福・人生

 

【晩学でも落ちこぼれでもいいじゃないか】

 

好むと好まざるとにかかわらず

時代の風をやり過ごせないのが

この世の常であって

その事実を歴史が物語ってきた

 

加速度を増すデジタル社会を疎ましく思い

無縁でいられたら、どんなに心静かに暮らせるか

と夢想しても、ひとり後戻りできるワケでもなし

取り残されて苦い思いに浸るのがオチである

 

平均年齢80歳超の五十人碁会が

突然ぱあっと明るくなる

なあんてことは想像だにできないが

そう湿っぽくならないには

どうすればよろしいかを

ときどき夢に見るこのごろ

 

ついに二人になってしまった女性会員を

なんとか二桁近くにまで増やしていく?

現役世代の新入会はムリとしても

昭和三十年前後に生まれた高齢者ビギナーを

どこからかスカウトしてくる?

せめて地味なモノトーンファッションの現会員が

黄色桃色の派手な服で例会に参加する?

 

いったい、わたしは、

何を期待し、何を待っているのだろう

ただ、もやもやしている

ちろっと明るい雰囲気の例会?

いや、ちょっと違う

では、なんだろう――

 

     ◇

 

年を取ると何かを諦めてしまう傾向が強まる

「もうPC・スマホはやめた。

どうせ残り少ない人生だから」

なあんて悲しいことは言わないでほしい

 

人間は死ぬまで生きている

 

生きているなら、

せめて初段になりましょう

初段になれたら三段になりましょう

三段になれたら五段になりましょう

 

諦めたら終わりです

 

人生を愉しむには

時の流れを無視できません

ステップアップできないまでも

せめて世の中の大きな変化に

なんとか付いていきましょう

流されたらそれこそ終わりです

さあ、これからだ

 

     ◇

 

過去2年、

半期リーグ戦を計4回企画しましたが

参加しなかった人、いつも七十局以上打つ人

惜しくも昇段を逃がした人、少しずつ階段を上がる人

毎度勝ち越しに届かずに足踏みを続ける人――さまざまです

が、勉強している人は、歳を重ねても、右肩上がりです

いずれも元気で、愉しそうです

愉快が一番、憂鬱を吹き飛ばしましょう!

 

たゆまざる

歩み恐ろし

カタツムリ!

(中高年落ちこぼれ晩学組の指導者・金大鈴氏の著書より)

 

 

 

 

 

 

 



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