先輩ブロガーの最新投稿に
「老後の居場所とは」
と題する一文があった
定年退職後は居場所づくりが課題、と言い
「本当の居場所は
過ごす時間の多い場所ではなく
自分にとって居心地がよく、
寂しくない場所であると思う」
と指摘している
毎週土曜日午後の数時間
共通の趣味で過ごす場が
わたしにはある
五十人規模に縮小してしまった
かつての百人碁会である
ほかの趣味の多くは
ひとりで楽しんでいるが
ここだけは例外である
顔見知りばかりで居心地はいいし、
これからも長く続いてくれたら
と、いつも思う
これまで散々書き飛ばしてきたが
希望を持って入会しても
何らかの事情でやめていったヒトが
少なからずおられる
ひとりひとりを思い浮かべると
ココロがチクッとする
根本原因は人間関係だと思う
「われも生き、人も生かす」
この三年間、世話人として
この環境づくりが出来たか、といえば、
全く不十分といわざるを得ない
不徳の致すところである
たまたま、それなりの理想を目指し
比較的頭脳明晰な部類の人たちが
相集まって結成した同好の会が
やがて劣化し、当初の目論見とは
反対になるくらいに変わる――
こう相場が決まっているが
その原因と責任はどこにあるかといえば
ひとえに人間の内面の空虚と貧弱にある
と見るべきであろう
新しい酒は新しい革袋にもれ
という言葉がある
カビだらけの会則だけはなんとか変えた
次の世話人会に願いを託したい