囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

“サクラ異聞”2

2020年02月01日 | ●○●○雑観の森

女の子の命名ランキング2019 

①葵 (ひまり)  
②芽依(めい)  
③凛 (りん)  
④紬 (つむぎ) 
⑤莉子(りこ)  
⑥結愛(ゆあ)  
⑦さくら  
⑧葵 (あおい) 
⑨澪 (みお) 
⑩結菜(ゆうな) 

 「アカチャンホンポ」ホームページより


は咲いたかはまだかいな ~ 大和魂を巡る断章の巻】

 

一輪いちりんほどの暖かさ

 芭蕉の弟子・服部嵐雪(1654~1707年)の「遠のく」 より

■江戸時代、花といえばだったが、
このごろはめっきりに傾いている。

女性の名前も「津田子」の「子」は遠くなりにけり。
当節「横峯さくら」「安藤サクラ」「カードキャプターさくら」などなど。
さくら」「サクラ」「桜子」「櫻子」あたりが人気であるか。
咲良」なんて“変わり種”も登場している。

 

         ◇

 

しき嶋のやまとごゝろを人とはゞ朝日にゝほふ山ざくら花

 「古事記伝」「源氏物語玉の小櫛」などを著した本居宣長(1730~1801年)

■もともとは、基本野生種のヤマザクラのことであって
宣長が墓に植えてほしいと遺言に書いたのも
ヤマザクラの「樹木」のことだった。

 

         ◇

 

■誤解なきよう、まず申し上げておくが、
園芸品種のソメイヨシノ(染井吉野)もヤマザクラも
わたしは好きである。

いまや大衆的人気を誇るソメイヨシノだが、
そのこと自体に異議を唱えるヒトも少なくない。

小林秀雄などは、
あれ(ソメイヨシノ)は育てやすかったから
明治になって役所と業者が結託して
学校という学校に次から次へと植えたもの
虫害・病気に弱く、100年ももたない
「樹木」というより、むしろ「草」であるーー
などと、痛烈である。

全ての個体が単一クローンであるため、
突然変異以外に耐性を強化できる可能性もなく
確かに長生きが難しいのである。

ホンモノかニセモノかの論争は専門家に任せるにして、
美しさは、どちらも極上には違いあるまい。


わが坪庭の紅白のは咲き始めた。

さて、今春の見物はいずこへまいろうか

 

 

人の噂も七十五日 世間のうわさは長く続かず、しばらくすれば忘れられるものである(大辞林)

 

さて、その頃、サクラスキャンダルはいかに?

お得意の「75日作戦」で乗り切れるか?

鎮火するか?

火だるまか?

 



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