【プロ将棋棋士の囲碁エッセイ ~ 技術論もチラリの巻】
■昨日2020年2月10日投稿の続き。
筆者はプロ将棋八段で、囲碁はアマ四段です。
碁歴は三十年ほどですが、高段一歩手前で長く足踏みしている。
その理由は、詰碁への取り組みが不十分で細部に甘さを残しているため。
ざっくり言えば、こういうことです。
大会や碁会所でホントに強いヒトに共通すると思うこと。
四の五の言わず
自信を持った手付きで打ち進め
疑問手を打ったとしてもポーカーフェイス
常に狙いを持った打ち回しをみせる
そのうち当方に焦りが出て悪手が出てしまう
これは手をよく理解し、勝負をよく理解しているからでしょう。
そこで本書にある技術的な記述の一部をまとめてみました。
あとはコツコツと勉強あるのみです。
▼碁盤・碁石を使って説明します
わたしの理解では、こんな感じです
(ちゃんとしたことを知りたい方は本書を読んでください)
なお、プロの碁で、ボヤキが出る場面も少なくありません
でもあれは“三味線を弾いている”ことが多い
何しろカネが掛かっている勝負ですから作戦の一環
見世物的要素もあります
アマの楽しみの碁でもアリかもしれませんが
問題は、その文言と中身でしょう
手をツベコベ言っているうちは大したことはありません
ちゃんとした碁会所なら出入り禁止処分となりますしね