囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

時代劇つまみ食い2

2021年05月25日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

 

ロケ地になった洛西の寺社

 ~ 京都にみいだした江戸の情景 の巻】

 

 


大原野神社(京都市西京区大原野南春日町1152、境内参拝自由)

 大岡越前、水戸黄門、鬼平犯科帳、暴れん坊将軍、遠山の金さん、仕掛人・藤枝梅安、立花登青春手控えなど(他にも名作多数)

 

 

 


宅地開発が進んでいるとはいえ

奥深く竹林をところどころに残し

山麓の素朴な風情は変わらない

 

長岡京遷都(784年)のおり

桓武天皇の后、藤原乙牟漏(おとむろ)が

藤原氏の氏神である奈良・春日社の神霊を歓請した

これをはじまりとして藤原冬嗣が嘉祥3(850)年

当地に社殿を造営し都の守護神としたのである

 

藤原一族の興隆により朝野からあつい信仰を受け

そして長い時を経て藤原氏退歩とともに社運が傾いた

応仁の乱による荒廃から復位したのは

江戸時代を過ぎて明治維新後である

宮内庁から官幣中社を排するのだが

戦後にこの制度は廃止された

 

地図を手に探すが

なかなかたどりつかない

田舎道をさまようなかで

鳥居が突然に出現する

黒雲がむくむく空を覆い

ぱらぱらと生ぬるい雨粒が落ちてきた

 

 

 

春雨じゃ濡れて行こう  新国劇「月形半平太 (つきがたはんぺいた) 」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。小雨の中を傘なしで歩く時、きどった言葉として使うのが流行した 

 

 

 

 

 



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