このはし渡るべからず
一休さんが、橋を渡ろうとすると
「このはしわたるべからず」
と書いてある
「この端(はし)渡るべからず」
と、切り返した一休さん
橋の「真ん中」を堂々と歩いていく
後日「真ん中も歩いては駄目」
と難癖を付けられても
「橋に乗らねばよいのだろう」
敷物を広げ、その上をスタスタ、スタスタ――
(頓智の説話「一休咄」から)
【もう、何を言ってるのか ~ 悩ましいね ビミョーな立場 ~ だって家来だもの ~ 殿サマ? 雲隠れ? 夏休み? の巻】
家に居ろ!
旅行には行け!
経済を回せ!
夜の街に繰り出すな!
お盆の帰省は注意せよ?
はて、どっち?
これ頓智?
アクセルとブレーキを踏み間違えそうな大衆
ああ、疫病騒ぎは、いつまで続くのやら
そして、この操縦不能なお騒がせはいつまで?
もう、お話になりませぬ
◇
▲麻雀でもやろうかという程度の気分のとき、
メンバーの四人目が見つからないと、
無性にやりたくなる
吉行淳之介「麻雀好日」(昭和52年)
この後
「『猫の手も借りたい』という諺は、
このためにあるようにおもえてくる」
と続く
▲有志の碁会も、昨今は、相手を確保するのに一苦労
リアル碁も誰かに逢わねばできぬ、というワケである
こちらも「猫の手も借りたい」