囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

立ちはだかる皇帝/下

2019年02月19日 | 雑観の森/芸術・スポーツ

世界最強への道の巻】

<第2図>
黒73の三々入りのタイミングは妥当。
黒93のツメは気が付きにくい一手。
上辺の黒107も、本来は111と引くところだが、地で頑張ろうとした勝負手。しかしムリな手だった。
すみれちゃんはヨセも強いが、この時点で形勢は傾いていた。
 
 
      ◇
 
以下、記事のなかで気になった指摘をいくつか――。
 
■韓国棋院事務局長の金榮三九段(44)

「世界チャンピオンになるには、5年かかるだろう」
:世界一になる可能性を前提に述べるほどに評価している、というニュアンス。後は時間の問題、と言わんばかり

■解説の三村九段

「強い棋士になればなるほど、まともに組んで打ち合ってはくれない。フットワークで離れて戦うのは経験不足。この対局も、女流トップの崔精九段(22)との対局でも、その面が出ました」

「一昨年夏当時、その強さと見た目とのギャップが凄過ぎて、驚いた」
:三村九段は主宰する道場の生徒を連れて大阪に遠征し、すみれちゃんと2子局で打っている

「昨夏はまだまだと思っていたが、その後、急激に伸びた」

「七段、八段の男性棋士より高い点をたたき出した」
:ヨミの基本となる詰碁を解く力は折り紙付き。許家元碁聖らも参加する主宰の詰碁研究会で、彼らも間違えるような難問を出した

「毎朝時間を決めて取り組み続ける姿勢も、子どもたちのお手本となれる人。慌てずとも心配ない」
 
<了>

 

 

 


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