囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

囲碁の“聖地”

2020年01月28日 | 【カベ突破道場】 即効編

にわか碁打ちのための基本レッスン「美しい整地の方法」の巻】

 

■「花園」はラガーマンの聖地。

「甲子園」は野球小僧の聖地。

碁の「聖地」は?

精緻にやらねば、聖なる地にはなりませぬ。

 

「あれ~、半目負けかあ」

と、ある日の本拠地碁会。

スットンキョーな大声が会場に響きました。

あちこちで笑い声が起きています。

その後、碁道具を片付けて……。

足元に一つ。碁石を見つけては

「あれ~、なんだ、勝ってたのかあ~~~」

勝敗は?  ダメ、ダメ、手遅れです。

たかが整地、されど整地。

ちゃんとやれば、できるようになります。

ちゃんとやらねば、いつまでもできません。

 

▼終局

 

▼整地後

2009年7月  第64期 本因坊戦 挑戦手合7番勝負 第6局

黒番 羽根直樹本因坊

白番 高尾紳路九段

 

 

<ポイントのみ、おさらい致しましょう>

  

1 盤上の死石を全部取り上げ、いったんフタに入れてしまう

★手にアゲ石を持ち、そのまま埋める行為はやめたほうがよろしい

「ズルをしている」と指摘され、トラブルになる可能性がある

紛らわしい手付きはトラブルのもと

キレイにいきましょう!

 

2 フタに取り上げた石(アゲハマ)を、陣地の小さい所から埋めていく

 

3 盤端は空けておく(端っこは、直線で目盛りがあり、数えやすい)

 

4 10、20.30の四角を作り、残りは一カ所だけ半端とする

 

5 黒陣・白陣が分かりやすいよう「中に石を入れる形」を覚えておくと便利

 

番外 まず黒番の人が「白地の整地」を始め、白番の人はしばらく待つ

黒番の人の整地作業が終わってから、

白番の人がおもむろに整地する、のもよろしいでしょう(大人ですね)

プロのように「目にも止まらぬ素早さ」でなくても構いません(出来ません)

マネせずとも、ゆっくりやっても10分、20分とかかるものでもなし

それより、誰が見てもひと目で数が分かる形にすることが大事なのです

それが何よりカッコいい!

 

  

 

■参考

2019年1月31日投稿 【保存】整地の練習帳

詳しく説明していますので、ご覧ください



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。