囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

江戸の実験碁②

2019年10月02日 | 【カベ突破道場】

 本因坊秀和の技芸の巻】

 

白14

本来は、5の位置(三々の位置)にオサえるところです

ここは根拠の要点とされ、黒5とされるのも大きい

それをワリウチできる辺にいくのは、試している感じがあります


AIなら数値化してどう評価するのでしょうか


いずれにしても秀和は「常識」で石を置くことはありません

 

 

■幕末はスター棋士がひしめいていました。

中でも、後に「三秀」と呼ばれる傑物を輩出した筆頭家元・本因坊家。

道策以来の強者とされる剛腕・丈和を起点に、秀和、秀策、秀甫と連なる最強の系譜で、ナンバーワンブランドを維持します。

世襲にこだわることなく、地方の逸材が本因坊家に集まり、実力主義で御城碁出場者(七段上手以上)が決まりました。

江戸には専門棋士が計五百人ほどいて、地方の有力者の招きで「地方巡業」が頻繁に行われました。碁界は「江戸の華」といわれました。

 



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