【チャーリー・パーカー特集の巻】
■いつもよりさらに早く目が覚めてしまい、ラジオのスイッチオン。チャーリー・パーカー(1920~55年)特集をやっていました。
■「パリの四月」。鈍色の空から明るい陽射しに変わっていく街の情景を慈しむように吹いた名演奏です。「ニューヨークの秋」を作曲した米国詩人ヴァーノン・デュークによるもので、華の街への憧れたっぷりの作品。ノートルダム大聖堂の炎上(日本時間16日午前1時50分ごろ発生)の衝撃の大きさを、こんなところにも感じます。
■同曲は収録されていませんが、このLPもよく聴いたもので、段ボールから出てきました。モノクロ写真に鮮やかな赤を当てているレトロ調ジャケットがおしゃれでしょう。ともにアラサーですね。妙な口ひげとボタンダウン?に蝶ネクタイがカッコいい。
■「バード・アンド・ディズ/チャーリー・パーカーの真髄」。ヴァーブレコード(発売元/ポリドール)。1950年6月6日録音。チャーリー・パーカー(アルト・サックス)、ディジー・ガレスピー(トランペット)、セロニアス・モンク(ピアノ)、カーリー・ラッセル(ベース)、バディ・リッチ(ドラムス)。解説・油井正一(1969年)。1975年編、2300円。
■ヴァーヴ盤では、まずはハスキーボイスのアニタ・オディ。そしてビリー・ホリディ。ブロッサム・ディアリー、エラ・フィッツジェラルドも好きです。