【ザル碁ヘボ碁あるある / いにしえの川柳、狂歌から】
これは
どういうことでしょうね
下には余裕を持って大勝ちするのに
上には手が縮んでどうしても勝てない
メンタルの問題なのでしょうか
昭和の終わりごろ
「プロプロ置碁」という趣向がありました
黒を持って石を置くのはプロ棋士
白を持って置かせるのもプロ棋士
同格の二人が打ったらどうなるか、です
例えば
武宮正樹九段が3子置いて
石田芳夫九段が白番の一局は
246手完、黒29目勝ち
石田芳夫九段が5子置いて
金島忠九段が白番の一局は
205手完、黒71目勝ちです
石田芳夫九段が8子置いて
佐藤昌晴九段が白番の一局は
237手完、黒130目勝ちでした
標題の「四目」は
置石4子の意味でしょう
石をひとつ置くのは、
10~15目見当の棋力差がある
との理解でよいと思います
置碁は
棋力差があっても
公平公正にふたりともが
楽しめる素晴らしい仕組み
互先とは別のテイストがあって
白を持つとやる気がでてきます
負けてもともとという気楽さがあり
勝っても負けても微差ならば
下手を褒めれば良いのです