【だんだんとオカシクなってまいりました ~ ああ こうなっては まいどおなじみ 分け入っても分け入っても青い山 の巻】
辻褄(つじつま)というのは
筋褄(すじつま)がナマッたものといわれ、
つまりは「裁縫用語」が由来。
縫い目のすじみちと始めと終わりを
よくよくそろえないと、
ちゃんとしたモノにはならない
のである。
元が元なら、ゴマ化しきかぬ?
百歩譲っても、間が悪い?
◇
ものぐさの暇つぶし
「どうもヒマでヒマで身を持て余しているが
なんぞよいナグサミになるものはあるまいか」
「碁将棋がよろしいでしょう」
「どう違いますか?」
「はて、字のあるのは将棋の駒、
字のないのが碁石です」
といえば、しばらく思案して
「それなら碁にいたしましょう」
辻褄のあわぬ話はおもしろや
そのきぬぎぬの嘘の涙も
竹久夢二