【 ♪ やめられない このままじゃ
~ 訴訟大国の憂鬱 / それはジョーカーでもない
~ 見苦しい「政治屋」と「碁打ち」の話 の巻】
明治13年に代言人規則が改正されたとき、
東京府下に、まだ免許を持っていない、
いわゆる「もぐり代言人」が300人もいた。
それからのちには理由もなく訴訟を煽動したり
法律に昏い良民をおどかしたり
といった悪辣な事件屋のことを揶揄し、
全て「三百代言」と呼ぶようになった。
だいげんにん 明治のはじめの弁護士の称。明治5年の司法職務定制(太政官布告)で初めて設けられた。
◇
報道によると、カレは昨年から相当な数の弁護士にボランティアを依頼していたとか。
封建時代を抜け出したばかりの日本ならいざしらず
21世紀の超大国で、選挙に負けた権力者が駄々をこねる、という笑えない喜劇。
民主主義、自由主義などクソ喰らえの蛮行が、通用するか、否か。
ヘタな芝居や映画より、いまニュースが、不快ながら、面白い。
碁将棋でも「負けました」といえる者は強くなるという。
そのひとことが、どうしても言えないヘボ碁打ちもいる。
急に「あー、あそこが悪かったかな」「負けたなあ」などと言い出す。
返事をすべきか、否か、こちらも迷う。
見苦しい、としかいいようがない。
と、また打ち出したりして、それは検討か? 続きか?
むろんアマチュアだが、こういう手合は精神年齢も子供っぽい。
付き合いきれない、と思うのである。
遺憾ながら、わが同好会にも相当な数がおられるのである。