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昨日、新聞に掲載されていて思い出したのですが、京都のお料理で”蒸し寿司”というものがあるのをご存知でしょうか?生のお魚ののっていない、ちらし寿司をこの寒い季節に温めていただくお料理です。
私の実家でもよく母が冬にはお寿司をぬくめてくれて食べてました。
具には、しいたけやかんぴょうの甘辛く炊いたものや穴子かうなぎを細かく切ってご飯に混ぜてしまいます。上には写真のように錦糸卵とやはり生のお魚ではなく、ゆでたエビや中に入れたあなごやうなぎを大きく切って取り分けておいたものなどをのせます。現在我家では母の味にプラスして、山椒や生姜切りゴマなどをご飯に混ぜ込み薬味寿司と銘打っています。ほかほかに蒸しあがったご飯はちらし寿司のままより軽い感じで、いっぱい頂けます。それにお酢の苦手な方にも蒸すことでお酢っ気が少し飛ぶので食べやすくなると思います。私の家では地方のお客様には必ずお出しする一品です。久しぶりに寒い日に作ってみようかと思います。