先日から我が家の新聞は地元紙、Daily Breezeから、
全国紙のUSA Todayに変わっております。
地元紙の方が楽しかったな~、なんて思ってますが。
本日気になったニュースその1。
Terrorist watch list hits 1 million-USA Today
アメリカにはテロリスト・リストっちゅーもんがあるんですよ。
リストに載ってると飛行機に乗れないし、入国も出来ないので不便。
不便って、テロリストでしょ!?当たり前じゃん。
なんて思ってはイケナイ。
ちょっと前に、リストに載ってる名前と一緒だって言うんで、
6歳位の男の子が国内線に乗ることができなかったってニュースになったの。
確か日本語で読んだと思うので、知ってる方もいるでしょう。
そう、そんなことが起きちゃう位適当(?)なリストなんですよ。
そんなリストに載ってる人が100万人になったとは
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しかも、3万3千人を除外しても100万人になっちゃったみたい。
しかも、その除外基準は不明なんですけどね~。
一体どれだけの信頼性のあるリストなのか、きわめて謎・・・。
そんなに沢山いたら管理もロクに出来ないよねえ、きっと。
さて、ここからが本題。
気になったニュースその2。
21% of Americans scramble to pay medical, drug bills-USA Today
日本と違って国民会保険制度ではないアメリカ。
日本で言う生命保険とか、旅行保険みたいに、民間の会社で医療保険に入ります。
個人で入ることも出来るけど、とっても高い。
なので、お勤めしてる人は、会社でお世話してもらうパターンが多いです。
会社でまとめて加入するとボリュームディスカウントが効くので、
個人で保険に加入するより安くなる上、非課税所得になるので税制面でもお得。
会社で保険に入っていない場合も多いんですけどね。
最近になって目立ってきたのは、リストラされて無保険になっちゃった人達。
日本で言う任意継続みたいな制度もあるんだけど、
これだとリストラされて無収入なのに、保険料をたっぷり払う羽目になるのです。
払えるわけないじゃん!!ってことで、無保険になる人も多い。
元気な人ならいいけど、この記事に載ってるように癌の人とか、
喘息の人とかは相当困っちゃうわけだ。
保険がなくなったら、年に1回受けてる放射線療法が受けられないとか。
喘息で定期的なケアが必要だけど、お金がないから病院に行けないとか。
でもさ、そういう人って、アメリカの公的保険には入れないわけ?
なんて思って、ちょっと調べちゃいましたよ~自分には関係ないのに。
何故って、大学でちらっと習ったからさ、アメリカの公的保険。
2種類あるんですが、この記事によく出てきたのはメディケアです。
Medicareってのは、よくよく調べてみたら、身障者と高齢者専用でした。
アメリカにある日本大使館のウェブサイトに解説がありました。
メディケア-日本大使館
ちなみにこれ、急性期のみ有効で、慢性的な疾患はカバーしないらしい。
風邪引いた~!とか、事故にあった~!って場合はいいんだけど、
糖尿病で定期的なケアが必要とか、事故の後遺症が残ったとか、
そういう場合には役に立たないそうな。
無職になっても、身障者じゃなければ入れないので、意味ないですね。
しかも、身障者として認定されてMedicareに申請しても、
実際加入できるまで2年もかかるんですって!!!
どんだけ事務処理遅いんでしょうねえ。
日本のお役所仕事も相当だけど、アメリカってそれ以上よね。
メディケアの対象じゃない、元気な低所得者はどうすんだ?
資本主義の弱肉強食社会では何の手当てもしてもらえないのか?
いやいや、そんな人のためにあるんじゃないの?
もう1つの公的保険、メディケイドはさ。
メディケイドはさすがに大使館には説明がなかった。
日本人の移民でメディケイドのお世話になる人はいないって思ってるのかしら。
もしそんな認識があるならどうかと思うけどね・・・。
そんなわけで、英語のサイトしかありませ~ん。
Medicaid-Department of Health & Human Services
気になるのは加入条件ですね。
単に低所得ってだけでいいなら、リストラされた人全員加入出来るじゃん?
もしそうなら、リストラで無保険で大変だ!なんて話題にもならない筈でしょ。
まあ、メディケアみたいに申請から加入まで2年かかるとか、
日本の生活保護みたいに認められるまでが大変とか、
そういう問題はあるのかも知れないけどさ。
Medicaid Eligiblity(メディケイド加入資格)を見てみると、
加入資格も、いくつかの種類に分かれているらしい。
収入を決める基本になっているのは、Federal poverty levelというもの。
妊婦さんや子供はある程度条件がゆるいんだけど、個人や夫婦だと条件が2つ。
・who are living in medical institutions
・who have monthly income up to 300% of the SSI income standard
1個目って・・・直訳すると医療機関で生活している人ってこと?
長期入院してる人ってことかなあ・・・まさか、医療従事者じゃあるまい?
2個目は月間収入の規定で、基準の300%以下。
その基準ってのはいくらだ?と思いましたら、
独身者だったら$902.50、夫婦だったら$1,214.17ですって。
2009 POVERTY GUIDELINES(PDF)
・・・そんな収入じゃ、家賃も払えないじゃん!?
いや、そもそも無職だったら収入もないわけですが・・・。
う~ん、この基準だと、無職になったからって、簡単に入れるわけではないのね。
ちなみに、この基準に当てはまらなくても、州によって保護政策があるらしい。
カードみたいに、普通、ゴールド、プラチナみたいなプランがあってさ。
サービスがいいプラチナは基準が厳しくて、ゴールドはちょっとゆるくて、
普通ならもうちょっとゆるくなるので、対象が広がるんだな。
所得だけ見たら、もっと稼いでても加入出きるとかね。
面倒臭いので、この辺で調べるのはやめちゃったけど、
う~ん、やっぱり単純に救われるような制度はないんだねえ。
まあね、そんな単純な制度があったら財政破綻しちゃうもんね。
こうなると日本の生活保護もちょっと気になるなあ。
でも、面倒臭いので調べないけど。
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