忘憂之物

なぜ君「小川淳也」は野党の“希望の星”になれるか不安要素は「消費税」と「共産党」





北欧好きな政治家は多い。例えばスウェーデン王国なども人気だ。

高福祉高負担だが教育、医療などの社会保障は充実し、国民の幸福度も高水準。クリーンエネルギーに環境保護、外交はボスニアやパレスチナでは調停役になるほど中立平和。キャッシュレス社会なのに国土の半分は森林、移民に寛容で同性婚も認められているし、なによりグレタがいる。日本の目指すべき姿がそこにある、という感じか。

この立憲共産党期待の星、小川淳也も北欧大好き。日本も北欧社会を見習って消費税を25%に引き上げるべきだ、と拳を突き上げる。実に頼もしい限りだが、個人的にはちょっと遠慮したい部分もある。小川淳也も50歳。私と同年齢なんだから現実の世界、ちゃんと両目を開けて物事を見たい。


「移民に寛容」も結構なことだが、北欧の移民政策は10年以上も前から問題視されてもいる。明確に反対するスウェーデン民主党は「移民政策の失敗」を訴えて議席を増やしたりもした。2010年に20議席獲得して、2018年には「スウェーデン・ファースト」を挙げて60議席を超えた。「難民侵略を止めろ」のスローガンがスウェーデンの有権者に届いた格好だ。

また、スウェーデン政府は人権に配慮してかどうか知らないが、人種的背景に基づく統計を取らないから、正確な「移民による人口推移」が追えない。しかし、移民の国籍は記録しているから、およその「外国人をルーツにする人」の人数はわかるとのことで、調べてみると10年前で既に2割を超えていた。

スウェーデン王国の総人口は東京都くらい。面積は日本の1.2倍とされるが人口は1割程度か。つまり、広大な土地にスウェーデン人が100人いれば20人は外国人になった。するともちろん、失業率は上がり治安は悪化する。


犯罪発生率は日本の10倍以上。半分以上が窃盗関連。暴力事件や性犯罪も増加してレイプ関連はイギリスの2倍。国連はレイプ事件による「10万人あたりの有罪件数」の欧州第一位はスウェーデンだと公式に発表している。小川淳也には申し訳ないが、とても「理想の社会福祉国家」とは思えない。

それでも「日本もスウェーデンを目指すべき」という政治家は、そろそろストックホルム症候群の疑いも出てくるが、カウンセリングを受ける前に、スウェーデンの国会議員報酬は年額1000万円程度。公設秘書はひとり。地方議員は無償でがんばってください、ということも知っていたほうがいい。2018年には徴兵制も復活している。真似をすると言うなら「都合の悪いこと」も含めて考えねばならない。もう50歳なんだから。



日本でゴミを22種類に分別して守らねば罰金(分別経費)とか、マンションに住めばゴミの量が毎月グラフ化されて「適正ではない」と判断されたら罰金とか、喜ぶのは前レジ袋大臣くらいなものだ。

あとグレタはイギリスで二酸化炭素を出して遊んでないで、日本に来てレジ袋と一緒に日本の酸性雨の原因は49%が中国だ(火山活動13%)、世界最大の環境汚染国は中国だ、とか叫んでくれ。もう18歳なんだから。


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