忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

事実確認できてない字幕を放送NHK謝罪

2022年01月10日 | 忘憂之物






「その道のプロ」といえば誉め言葉にもなるが、この「プロフェッショナル」という言葉の定義はおよそ二分されていて、ひとつは「主な収入源を得ている専門種」になる。ま、普通の会社員や自営業者のことだったりする。

もうひとつは「その仕事について優れていて、能力が高い」こと。

わかりやすく言うと、大谷翔平やイチローもプロだが、どこかの二軍の若手選手や戦力外を通達されるギリギリの選手もプロなわけだ。いずれも「野球選手」として生計を立てていることに相違ないが、その「結果」には大きな差があるのも自明だ。無論、これは一般の会社員でも同じく、自営業者でも同じことになる。それは出世や収入、成長や拡大といった「結果」は違ってくる。

対義語は「アマチュア」になる。要すれば好きでやってるだけだ。「結果」は嬉しいとか悔しい以外に影響はしない。ゴルフでも将棋でもボクシングでも野球でもボーリングでもいいが、ここに「プロ」がつくとアマチュアではなく、それは「それで収入を得ている」ということを意味する。

だから世の中に「アマチュア会社員」などは存在しないし、アマチュア弁護士とか、アマチュアタクシー運転手などは捕まることになっているが、このように無理矢理に合成すると悪い意味になることも多い。「プロ釣り師」とか、対馬の釣り場で違法に撒き餌して汚すイメージしかない。最悪の矛盾は「プロ市民」か。記事にある「五輪反対デモに参加しているという男性 」がそうだ。

つまるところ、本来「収益が発生していない」ということ自体が、その活動における正当性の根拠にも含まれるほどのことをしながら、その実、こっそりと収入を得ていました、みたいなもので、その根幹がぐらつくレベルのことだ。

みなさまの受信料でやってます、というNHKでも、ちゃんと「受信料払えや」とかで家に来る。「いりません」と言っても「法律で決まってんだよね」と帰ってくれない。テレビは捨てました、と言ったら「廃棄を証明する書類はあるんだろうな、ああぁ?」とか凄んでくる。そもそもが「送り付け詐欺」みたいなもので、ある日、段ボールが届いて開けたら「みかん」があり、不思議に思っていると電話があって「代金を払え、払わないと訴える」と同じだ。

ちなみに「受信料払えや」と来た場合の「返し方」は押し売りと同じだ。「帰ってください。通報します」→(帰らないなら)「本当に通報する(帰ってくださいと言っても帰ってくれないんです。とても怖いので来てください(刑法130条不退去罪)」。四の五の言わなくていい。ここは法治国家、日本だ。


ま、要するに「プロ市民」などは「NHKよりも悪質」な可能性もある。立憲から金をもらいながら「公正中立、市民の皆さんの善意でやってます」と謳っていたCLPも同じ。ポリコレの欺瞞で糊塗した悪意は世に蔓延っている。

毎日新聞などのメディアもそうだが、外国の教育関連もそう。海外における文化、言語の広報活動ならアメリカも「アメリカンセンター」があるし、イギリスも「ブリテッィシュカウンシル」とかある。中国なら「孔子学園」になるが、これらも同じく文化の普及、現地教育への支援などが目的とされる。朝鮮学校と違って「無償化にしろ」とも言わない。一見すると、べつに問題ない。

しかし、ソウルに初めて「孔子学園」ができた2004年からすれば、世界162か国、550か所にも増えている。そんなに人類は中国に興味があるのか、日本にも14か所ほどあるとのことだが、インターナショナルスクールが各種、全部合わせても57校であるから、まあまあの数だと思われる。ちなみに学園規模に達していない「孔子教室」はもっとある。

表向きは「中国文化の広報活動」。自由な学習は確保されていて、イデオロギーの強要はない、が前提だ。日当払いながら「東京五輪反対の声は国民の声」とか、特定の政党から資金を得ているのに「特定の政党から支援を受けていない公正なメディア」と名乗るのと同じく詐欺行為だ。

意図もないのに金は出さない。孔子学園からスタンフォード大学に400万ドルのファンド提供の申し出があれば、当然に「授業で少数民族問題に触れないこと」との条件も出す。マイアミ大学の教授が「予め講義で取り上げてはいけない内容」として「台湾問題」「人権問題」「人民解放軍の軍事力」「共産党内部の権力抗争」などを挙げていた。金だけ出す、はない。

中国共産党が資金提供、そこに「イデオロギーの強要はない」と本気で思っているのは単なるアマチュアか、それとも「プロ」か。NHKが「テロップのこと、すいませんね」と謝罪するならナニかある、と思うのはプロかアマチュアか。「敵基地攻撃とは、ナニから国民を守るのかわからない」と言う野党第一党の新代表は単なる盆暗なのかどうなのか。夏までに見極めたいところだが、いろいろと夏まで持つのか、と心配になる。





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