現在の阪神競馬場は内の馬場が良く、先行有利です。桜花賞を考えるにあたっては、そのあたりでどんな展開になるかが大きなポイントになりそうです。
また、やや雨が降ったことで微妙に馬場もソフトになってくるでしょうから、土曜日の阪神牝馬Sと比較して、少しパワーも求められる可能性がありますね。
私は血統を軸に予想を組み立てるので、ざっと血統の特徴をまとめますと、
ディープインパクト・・・スピード・切れ味◎
ロードカナロア・・・スピード・切れ味〇、パワー〇
ハーツクライ・・・ハイペース◎
ダイワメジャー・・・スピード・パワー◎
ステイゴールド系(オルフェーヴル等)・・・スタミナ・ハイペース◎
という感じですね。過去の傾向を見ると
〇19年1000m通過59.7(スロー)
グランアレグリア(父ディープインパクト)
シゲルピンクダイヤ(父ダイワメジャー)
〇18年1000m通過58.7(ややハイ)
アーモンドアイ(父ロードカナロア)
ラッキーライラック(父オルフェーヴル)
〇17年◆稍重 1000m通過58.3(ハイペース)
レーヌミノル(父ダイワメジャー)
リスグラシュー(父ハーツクライ)
〇16年1000m通過59.1(ややスロー)
ジュエラー(父ヴィクトワールピサ)
シンハライト(父ディープインパクト)
〇15年1000m通過62.5(超スロー)
レッツゴードンキ(父キングカメハメハ)
クルミナル(父ディープインパクト)
ということで、ものすごくざっくりですが、スローならディープやロードカナロアにプラス、ハイペースならダイワメジャーやハーツクライにプラス、と言えそうです。(アーモンドアイは桜花賞時点ではレベルが抜けていて、血統どうこうで語れない強さでした。またキングカメハメハはロードカナロアの父ということで一応同じ色をつけています。)
じゃあ今年の桜花賞はスローになるの?ハイになるの?ということですが・・・それが分からない(笑)そこからが予想のスタートです。
ポイントになるのは当然レシステンシアでしょう。チューリップ賞と同じ競馬はしないでしょうから、速い流れに持ち込むと予想します。ただ、先行有利の馬場で外枠なので、内から行く馬を見ながら番手か、行ききるか・・・武豊はそのへんが柔軟なので、どうなるかは分からないですねw
というようなことを踏まえて
桜花賞 的中!
◎デアリングタクト(1着)
〇クラヴァシュドール(4着)
▲レシステンシア(2着)
△マルターズディオサ(8着)
ハイペース、スタミナが求められる予想です。
◎デアリングタクトは父エピファネイア。エピファネイアの父はシンボリクリスエスなので、少し昔だとブライアンズタイムなども属する「ロベルト系」です。ハイペースで上がりがかかる展開が得意とされますが、エピファネイア産駒も今のところ距離が伸びて活躍する馬が多いです。不安は当然力関係ですが、エルフィンSはムチャクチャ強かったので、むしろ期待の方が大きいですね。緩急のある展開は向かないと思うので、大外を回す競馬になってしまうとは思います。
〇はクラヴァシュドール。ハーツクライ産駒はハイペースで持っているポテンシャルが引き出されるので、レシステンシア(またはレシステンシア以上に行く馬)が引っ張る流れで展開がハマるのではないかと予想しています。
近年の強い先行馬といえばキタサンブラックが浮かびますが、キタサンブラックが淀みなく逃げると、よくハーツクライ(シュヴァルグランやカレンミロティック)を連れてきていたイメージなんですよね。
▲はレシステンシア。同じダイワメジャー産駒としては伏兵だったレーヌミノルが勝ち、本命だったメジャーエンブレムは敗れた桜花賞。どちらに転ぶでしょうか。とにかくスタートとその後の進め方がポイントになってくるでしょう。
△はマルターズディオサです。父キズナは距離の持つ産駒が多く、速い流れでもスタミナは問題無しだと思います。父とは違って競馬が上手なタイプだと思うので、トライアル向きかなという感じはありますが・・・
それでは皆さん、グッドラックです!