根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

多良岳  9月9日(日)

2007年09月10日 22時03分03秒 | 日記・エッセイ・コラム

 五家原岳(1057m)~多良岳(996m)縦走    
                              (*文字サイズは「」が適切です)
    
(行程) 五家原岳山頂(着11:50ー発12:00)→中岳
        (12:50)→金泉寺山小屋(着14:00-発14:35)
    →多良岳(15:10)→前岳(16:10)→多良岳横断林道
       へ下山(17:10)→金泉寺登山口(17:40)
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○佐賀県の山は虚空蔵山・青螺山~黒髪山につつぐ三座目
   の山行である。東山先生を誘って6:40に宮地を立ち、
  楽人の車で高速に入る、南関インタ-にて荒尾の松本さんの
  車に乗り換えて 東彼杵インタ-を出て~R34で波佐見の
  メンバ-と合流~R444~から林道に入り、長崎県諫早・大
 村・高来に座する五家原岳、頂上まで車で乗り込む。

○山頂広場からは360度の展望。 目の前に広がる雄大
 な山々、佐賀県最高峰の経ケ岳、信仰の山である多良岳
 の双耳峰。多良山系の主峰を形成する。

○今日、縦走する山並みを確認する。「こんなに長い道のり
   をよくも歩くものだ」と自分自身で感心する次第 である。

○頂上からの出発であるので必然的に下りとなり、急斜面を
 降りることとなる。1000mピ-クの中岳を越え西野越えと進
 む。 自然林の尾根沿いには石楠花の大木が切れ間無く
 自生している。  西野越え付近から植林された見事な桧、
 よく手入れされている。気持ちよい林を10分位で通り抜け
  ると県営の山小屋に出る。

金泉寺跡の広場のベンチで昼食となる。
 広場の一角に小さな寺がひっそりと鎮座している。
  民謡に歌われる「岳の新太郎さん」  金泉寺の美青年
 の修験僧を 歌った歌とのこと。
     (ザンザ節)
     岳の新太郎さんの下らす道にや、 ザンザザンザ
       金の千灯籠 ないとん 明かれかし
     色者(イロシャ)の粋者(スイシャ)で気はザンザアラ
       ヨ-イヨイヨイ ヨ-イヨイヨイ 

○食事後、体調不良で Tさん「ここで待っています」の声
  励まして一緒に登ることとなる。

○標識に従い多良岳の登路に向かう。登りの石段の手前に
  経ケ岳と多良岳の分岐の標識板、石の鳥居を潜ると
 「役の行者」の石像や梵語と思われる石碑、石段や梯子、
 鎖場、の急斜面の登山道を登る。石仏、石灯籠、梵字岩、
 山野草などドミパパの案内で一つ一つ見聞しながら急な坂
 を上がると
国見岳(左)多良岳(右)の分岐となる。

○右の尾根をしばらく歩くと石段の登りとなり駆け上がると
  
多良権現の石祠が鎮座する多良岳山頂となる。

○多良岳~前岳の稜線、コ-ス一番の景観で有明海、諫早湾
  の潮止め仕切り板、遠くには雲仙普賢岳そして今、歩い
  てきた、五家原岳からの縦走経路が見渡せる。

○前岳直下では座禅岩(行者岩)等の奇岩が積み重なりて
  独特な石の景観が 山岳信仰の山伏の修験場であった
  ことを実証しているかのようであった。
  小生もこの座禅岩にて座禅の修験を行う(六根清浄)

○下山路は前岳から1時間かけて多良広域横断林道に出
  る。林道からは金泉寺登山口を径由してヒタスラ歩きに
  歩いて2時間30分経過した所でドミ゜パパの五家原岳山
  頂からの折り返しの迎えの車と出会う。波佐見のメンバ-
  とは18:40に夕焼けに映える林道にて別れる。

○熊本組はつるべ落としの夕暮れの路を探して諫早インタ-へ
  入る。阿蘇への帰は、すでに11時30分を過ぎての帰宅
  となった。

 (コンデションの良くなかったTさんご帰宅は如何だった
   でしうか?  一期一会の縁、また登りましょう) 

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・登山起点  「五家原岳頂上」
 展望広場から望む、・中岳(手前1000m)・経ケ岳(左奥
      1075m) ・多良岳(右996m)・前岳(最右983m)

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○五家原岳頂上展望広場の鉄塔脇から出発して
 中岳(1000m)~西野越え~金泉寺まで2時間で着
  (ココで昼食)

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歴史を感じる石の鳥居をくぐり「役の行者」の石像・梵字
  と思われる石柱。

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○多良岳山頂→ 山頂~前岳の稜線からの展望 

「多良権現の石祠」     (五家原岳)   (諫早湾)       

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○ 多良岳~前岳(多良東峰)の稜線(眺めの良いポイント)

(奥の峰が経ケ岳) (座禅岩)    (見事な奇岩)

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○前岳~多良岳横断林道へ下る

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  シラヤマギク     ソバナ      ヤマホトドギス        ツリフネソウ  
  (白山菊)   ( 岨菜)

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  ツクシコウモリ         ツチアケビ         アキチョウジ       ツルリンドウ
《筑紫蝙蝠草》                               (秋丁字)
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2 コメント

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梵字や奇岩、座禅岩気がつきませんでした。 (楽人)
2007-09-13 11:17:56
梵字や奇岩、座禅岩気がつきませんでした。
座禅岩に座って・・・・・なかなか決まったポーズを、3年くらい座っていたら何か開眼できるかなあ?。

毎度、写真ありがとうございます!!。
返信する
虚空蔵・黒髪・多良岳いづれも山岳信仰の修験場の... (元より楽人へ )
2007-09-13 22:20:42
虚空蔵・黒髪・多良岳いづれも山岳信仰の修験場の山を体験して満足しています。今回は特に強く感じました。

ドミパパが詳しく案内されましたので、充実の山行でした。
 
ご指摘の開眼→岳の新太郎の境地になりました。
        「色者の粋者で気はザンザアラ ヨ-イヨイヨイ~ 」

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