五家原岳(1057m)~多良岳(996m)縦走
(*文字サイズは「大」が適切です)
(行程) 五家原岳山頂(着11:50ー発12:00)→中岳
(12:50)→金泉寺山小屋(着14:00-発14:35)
→多良岳(15:10)→前岳(16:10)→多良岳横断林道
へ下山(17:10)→金泉寺登山口(17:40)
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○佐賀県の山は虚空蔵山・青螺山~黒髪山につつぐ三座目
の山行である。東山先生を誘って6:40に宮地を立ち、
楽人の車で高速に入る、南関インタ-にて荒尾の松本さんの
車に乗り換えて 東彼杵インタ-を出て~R34で波佐見の
メンバ-と合流~R444~から林道に入り、長崎県諫早・大
村・高来に座する五家原岳、頂上まで車で乗り込む。
○山頂広場からは360度の展望。 目の前に広がる雄大
な山々、佐賀県最高峰の経ケ岳、信仰の山である多良岳
の双耳峰。多良山系の主峰を形成する。
○今日、縦走する山並みを確認する。「こんなに長い道のり
をよくも歩くものだ」と自分自身で感心する次第 である。
○頂上からの出発であるので必然的に下りとなり、急斜面を
降りることとなる。1000mピ-クの中岳を越え西野越えと進
む。 自然林の尾根沿いには石楠花の大木が切れ間無く
自生している。 西野越え付近から植林された見事な桧、
よく手入れされている。気持ちよい林を10分位で通り抜け
ると県営の山小屋に出る。
○金泉寺跡の広場のベンチで昼食となる。
広場の一角に小さな寺がひっそりと鎮座している。
民謡に歌われる「岳の新太郎さん」 金泉寺の美青年
の修験僧を 歌った歌とのこと。
(ザンザ節)
岳の新太郎さんの下らす道にや、 ザンザザンザ
金の千灯籠 ないとん 明かれかし
色者(イロシャ)の粋者(スイシャ)で気はザンザアラ
ヨ-イヨイヨイ ヨ-イヨイヨイ
○食事後、体調不良で Tさん「ここで待っています」の声
励まして一緒に登ることとなる。
○標識に従い多良岳の登路に向かう。登りの石段の手前に
経ケ岳と多良岳の分岐の標識板、石の鳥居を潜ると
「役の行者」の石像や梵語と思われる石碑、石段や梯子、
鎖場、の急斜面の登山道を登る。石仏、石灯籠、梵字岩、
山野草などドミパパの案内で一つ一つ見聞しながら急な坂
を上がると国見岳(左)多良岳(右)の分岐となる。
○右の尾根をしばらく歩くと石段の登りとなり駆け上がると
多良権現の石祠が鎮座する多良岳山頂となる。
○多良岳~前岳の稜線、コ-ス一番の景観で有明海、諫早湾
の潮止め仕切り板、遠くには雲仙普賢岳そして今、歩い
てきた、五家原岳からの縦走経路が見渡せる。
○前岳直下では座禅岩(行者岩)等の奇岩が積み重なりて
独特な石の景観が 山岳信仰の山伏の修験場であった
ことを実証しているかのようであった。
小生もこの座禅岩にて座禅の修験を行う(六根清浄)
○下山路は前岳から1時間かけて多良広域横断林道に出
る。林道からは金泉寺登山口を径由してヒタスラ歩きに
歩いて2時間30分経過した所でドミ゜パパの五家原岳山
頂からの折り返しの迎えの車と出会う。波佐見のメンバ-
とは18:40に夕焼けに映える林道にて別れる。
○熊本組はつるべ落としの夕暮れの路を探して諫早インタ-へ
入る。阿蘇への帰は、すでに11時30分を過ぎての帰宅
となった。
(コンデションの良くなかったTさんご帰宅は如何だった
でしうか? 一期一会の縁、また登りましょう)
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・登山起点 「五家原岳頂上」
展望広場から望む、・中岳(手前1000m)・経ケ岳(左奥
1075m) ・多良岳(右996m)・前岳(最右983m)
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○五家原岳頂上展望広場の鉄塔脇から出発して
中岳(1000m)~西野越え~金泉寺まで2時間で着
(ココで昼食)
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歴史を感じる石の鳥居をくぐり「役の行者」の石像・梵字
と思われる石柱。
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○多良岳山頂→ 山頂~前岳の稜線からの展望
「多良権現の石祠」 (五家原岳) (諫早湾)
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○ 多良岳~前岳(多良東峰)の稜線(眺めの良いポイント)
(奥の峰が経ケ岳) (座禅岩) (見事な奇岩)
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○前岳~多良岳横断林道へ下る
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シラヤマギク ソバナ ヤマホトドギス ツリフネソウ
(白山菊) ( 岨菜)
ツクシコウモリ ツチアケビ アキチョウジ ツルリンドウ
《筑紫蝙蝠草》 (秋丁字)
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座禅岩に座って・・・・・なかなか決まったポーズを、3年くらい座っていたら何か開眼できるかなあ?。
毎度、写真ありがとうございます!!。
ドミパパが詳しく案内されましたので、充実の山行でした。
ご指摘の開眼→岳の新太郎の境地になりました。
「色者の粋者で気はザンザアラ ヨ-イヨイヨイ~ 」