山裾の(根子岳・北向山) 紅葉散策
平成30年11月6日 快晴
今年の紅葉は例年にない、燃える色づきで染まった山々が
総じて多かったのではなかろうかと思う
(真夏日の多さと、度々の台風がもたらした降雨の影響で・・・)次第である。
ちなみに我が家の庭の紅葉も居住以来、初めて見る紅葉模様で
日毎に変わり行く色づきを眺めて楽しむ秋の日々である・・・
そんな中で、過去に散策した「鍋の平」の紅葉もさぞ美しいだろうと思い、
秋晴れに誘われ急きょ思い立って車で出掛けた。
根子岳山口谷からの紅葉景観(平成30.11.6)
根子岳 (鍋の平にて)
(行程) 「鍋の平」牧野ゲ-ト(発9:10)→「山口谷」堰堤河原(着9:40~発10:5)
「鍋の平」牧野ゲ-ト(着10:35)
↑ [「上色見前原」集落車道から望む根子岳南面の全景]
左から西峰(1394m別名:嫁の平)~天狗岩(1433m)~南峰(1308m別名:山口山)
↑ [鍋の平牧野から望む根子岳南面]
↑ [牧野道を歩いて山口谷を目指す]
屹立する岩峰群の主峰天狗岩の勇姿は、西峰(左)と南峰を前衛に従え、
天高く澄みきった青空を突くかのような荘厳さを感じた。
↑ [登路から望む主峰天狗岩]
↑ [堰堤河原広場から望む山口谷の景観]
↑ [鮮やかな紅葉と眼前に迫る岸壁群]
↑ [登路沿いを彩る高木の楓]
北向山 (阿蘇長陽大橋にて)
(行程) 長陽大橋(着11:30~橋を往復散策~発12:00)
先日(11/4日・里の法事の帰り道)、車窓から眺めた北向山の紅葉を
もう一度見ようと思い立ち「鍋の平」からの帰路選定を長陽経由とした。
先日見た時は、陽が沈んだ後の時刻(17:00頃)であったので、
色づき加減は掴めなかったが、紅葉状況は見頃かと思われた。
今日も、時間的には山腹の「日差タイム」はモット後の時間帯(14:00~16:00?)
に成るかと思われるが取り敢えず寄り道することとした。
栃木温泉小山旅館入口付近の路肩に駐車して、
国道325号を歩くこと15分位で長陽大橋に着く(11:30分)。
北向山山腹は「案の定」陽は未だ射していない・・・・(想定内)
色づきは最盛の見頃と思われるが紅葉が放つ(反射する)鮮やかな彩りを
愛でるまでには至らなかった。
立野渓谷は
その昔(昭和50年頃)、子供たちを連れて栃木温泉「碧翆桜」の温泉プ-ルで遊んだことや
湯船から眺めた川向うの原生林の景観等々が思い出される・・・
今回、長陽大橋を歩いて往復することは初めての体験である。
眺める眼下の立野渓谷は、かって北向山原生林が白川の水面まで覆っていたが
熊本地震による山裾崩壊で岸壁が落石し、岩肌の爪痕となっている。
そういいながらも、
渓谷を覆う北向山「原生林」と恐ろしいくらい深い谷底を洗う「白川」が
織り成す自然の造形は、実に壮大な立野渓谷となっている。
立野ダムが完成したらこの渓谷の「自然美の遺産」を失うこととなるであろう。
ダム建設には疑問が残る・・・。
(洪水対策であれば白川の護岸工事でカバ-するのではなかろうかと思うが)
↑ [長陽大橋左岸側から眼下を望む]
眼下の流れは白川(左)と黒川が合流する箇所で橋桁は黒川に架かる。
↑ [前方の赤い鉄橋は南阿蘇鉄道「第一白川橋梁」]
熊本地震で被災し、現在は運休中・・・
↑ [長陽大橋右岸(黒川)橋桁横の柱状節理]
↑ [柱状節理の断層]
柱状節理は立野火口瀬の各所で見られる。
①北向山登山ル-トの岩戸神社付近の断崖で(写真)
②熊本地震で崩落した阿蘇大橋の橋桁直下で(写真)
↑ [立野渓谷の紅葉(白川上流側からの眺め)]
↑ [北向山の紅葉(白川下流側から上流側を眺める)]
(参考資料として山行歴を添付)→ 北向山・南郷往還路跡縦走
(2018.11.27日 追記)
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