根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

貫山 10月5日(日)

2008年10月05日 23時04分40秒 | インポート

       貫山(711.6m)        阿蘇にのぼる会例会   
                    曇りのち雨  ※文字サイズは(大)が最適 

(アクセス) 【往】大阿蘇病院(6:30)→熊本IC~小倉南IC→吹上峠(9:45)
     【復】茶ケ床園地駐車場(13:30)→大阿蘇病院(17:20)  

(行程) 吹上峠:大平山登山口(10:05)→大平山(10:45)→四方台
     (11:30)→貫山頂上(着11:50-発12:15)→四方台~
     中峠(13:00)→茶ケ床園地駐車場(13:10)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〇福岡県の山に登るのは、これで3座目である。一座目は我が古里
  の山「三池山・二座目が「釈迦ケ岳」である。

〇福岡弁には(特に筑後地方の方言)愛着を覚えるものである。
  他人の話を聞くだけでも懐かしい想いをする。
  なぜならば、母の里は瀬高町で、私は南関町で育ち、遊ぶ街は
  牟田、読みつけの新聞は西日本新聞であった。家業(実家)の店の
  取引先は筑後地方であった。
      (肥料・農薬・農機具の販売業でお得意様は南関郷)、
  小さい時から福岡には縁があるのであるが、何故か山には登って
  いない。 そんな想いで 待ちに待った今回の山行である。

〇今日の天気は九州全域一日、雨予報であったので中止かなと思っ
  ていたが、前日の電話連絡で登山決行。北九州在住の川口さんが
  今回の当番であり、川口さんの判断で決定との事であった。
  雨降る高速道路であったが、北九州に向かっていくに従い、小降り
  となり古賀インタ辺りになると雨は上がっていた。

〇小倉南ICを降り、石原町付近から仰ぎ見た円錐状の山姿、たぶん
  貫山であろうと推測してバスの窓から望んだ。
  平尾台入口を過ぎてからは九十九折の峠道で、かなりの高度を上
  げてバスは走った。

吹上峠で私達は下車し、周回登山(往復のル-トが違う)とするために
  バスは、既に待機しておられた川口さんの先導で下山口となる
  茶ガ床園地に駐車させて折り返してこられた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼出発点の吹上峠は小雨、雨具に着替えて、いざ出発。(10:05)
   「雨が降ろうか 降るまいか、お構いなく」 登高意欲が個々人に発散
   していて「士気の高いメンバ-であるな~・・・」と歩きながら感じた。

吹上峠駐車場の目の前が太平山(オオヘラヤマ)ル-トへの登山道で
 九州自然歩道となっている。緩やかなスロ-プの草原で、野焼きのため
 の「輪地切り」されたのであろう、美しく整備されている中を歩く。
  20分も歩けば石灰岩の露出群が見え出し、その合い間を抜けて
 行くようにして登山道があり、幾つ物の石灰岩群をジグザクに登り上
 げると「羊群原」と書かれた看板が設置されていた。(10:45)

(吹上峠の案内板) (ミ-テング)   (太平山登山口)    (登山口カラ20分)    (羊群原)

P1030971_editedP1030972_editedP1030973_editedP1030977_editedP1030985_edited

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼ここからの展望は、広大な草原のカルスト地形の平尾台が一望でき、
  山腹には多数点在する石灰岩群は素晴らしい眺めであった。
   (五木の烏帽子山の石灰岩は表面がツルツルしているが、平尾台
  は花崗岩のようなザラザラした粒子が覆っている:私の所見)

▼この看板を通り過ぎた付近の登山道で「曙草」と出合った。
  小川岳で見た曙草は湿地帯の日陰に自生していて、背の高いモノ
  であったが、ここのは、 登山路の石灰岩の岩に沿って生えてい
  て、背も低く、光沢もあり、見応えのある花が咲いていた。

▼大平山の頂上は何処か分からないまま、下りの長い草原に降りて
  行った。途中では色々な野草と出会い、ガスで遠望が出来ない分
  、足元の花に神経を集中させて歩いた。

    (太平山からの遠望)          (太平山頂上       (太平山        (目指す 
(石灰岩砕石場) (周防台方面)        付近の石灰岩)     から下る)       四方台へ)     

P1030983_editedP1030986_editedP1030994_editedP1030996_editedP1040003_edited

    

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼一旦下りた後、急坂を登り返すと「四方台」に登り上げた。(11:30)
  四方台から鞍部の林道出合いと進み、坂道の稜線を登って貫山
  頂上に立った。(11:50)

▼頂上ではガスが覆い小雨混じりの中で昼食取り、視界は不可。
  それでも当番リ-ダ-である川口さんは丁寧に方角を案内され説明さ
  れた。     
(大平山を振り返る)     (四方台)                 (貫山頂上)  

P1040006_editedP1040008_editedP1040010_editedP1040012_editedP1040016_edited

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼復路は四方台に折り返して中峠へと下る。途中のススキの草原は
  快適な歩きであり、右手を振り返ると太平山の稜線が見え、歩いた
  登山路を確認することが出来た。

▼中峠に着いた頃にはガスも晴れ雨も小降りとなり、舗装道路を10分
  程下るとバスが駐車している茶ガ床園地に下山した。(13:10)

(四方台~中峠へのススキの草原)           (大平山を振り返る)                    

P1040018_editedP1040019_editedP1040022_edited

 

 


(登山コ-ス経路)

S_4   

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〇今回は、雨で展望が良くなかったが、広大な草原に 白い石灰岩
  群 それに野草を常に観ながらの登山道。
     天気の良い日にまた登りたい山であった。
  野焼きが徹底しているので 野草の育つ環境も恵まれているので
  あろう、野草観察には最高の山であると思った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(出合った山野草)

        (曙草)                    (ハバヤマボクチ)              (  ? )              (細葉沙参)

P1030987_editedP1030997_editedP1030995_editedP1040002_editedP1040004_edited

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(アキノキリンソウ)

P1040007_edited                

 

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  

コメント    この記事についてブログを書く
« 花牟礼山 9月7日(日) | トップ | 一ノ峯・二ノ峯 10月13... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

インポート」カテゴリの最新記事