根子岳・東峰(1408m) 釣井尾根コ-ス
快晴 ※文字サイズは(大)が最適
(行程) 鏡山ガウド側登山口(9:40)→尾根に取り付く(9:50)→
箱石尾根出合(11:10)→「ガレ場あり」道標(11:30)→
東峰頂上(着11:50~発12:50)→箱石尾根出合(13:20)→
鏡山ガウド側登山口(14:15)
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〇好天気が続く昨今、明日は3月中旬の気候との予報。
3月末の完全退職期限まで、残年休を7日消化しなければならない。
それでは、明日は処女ルートの釣井尾根の踏破と決め、先輩相棒の
東山先生を誘う。
〇前夜、「阿蘇にのぼる会」の山仲間、藤井さんに電話して「阿蘇山域
で福寿草の山は知らないか」と問い合わせしたら「山は知らないが群
生している原野は知っている」とのことであった。(野焼きの跡に開花
するとのこと)ついでに釣井尾根への山行を誘う。即答はなかったが
翌朝にはコンビニの駐車場にて待機されていた。
加えて驚いたのは、釣井尾根の命名に由縁のある釣井さん本人が
登山口まで案内をされた事であった。・・・(個人情報は全員了解済)
★後日、釣井さんにお礼の電話を入れた際に、お話を聞いたところ
1999年(平成11年)「くまもと未来国体」の頃から尾根の手入れをして
2001年(平成13年)「ひのくに新世紀総体」において名称付けがあり
「釣井尾根」として誕生したようである。(参考:当時の登山行程表)←クリック
★高校総体について調べているうち「見晴新道」に関する記事がありました。←クリック
「見晴新道」も(記憶では阿蘇高校の山岳部で切り開いたルートと記憶しています)
〇釣井尾根は箱石峠に至る手前の「町古閑牧場(春の牧)」を左に見
て、車道を右に入る。ライオンズクラブが設置した立派な道標が数箇所あ
り、迷う事無く登山口に着く(9:40)
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▼釣井尾根への取り付きは「鏡山ガウド」入口側の砂防ダム堰堤を乗
り越えて涸れ河原を歩くと、直ぐに左方向に55度位の?勾配のある
尾根腹の急斜面となっている。
尾根腹左側は杉の植林が其処で切れていて、それに沿ってススキ
が綺麗に刈り払いされている。その急斜面尾根腹を一直線に駆け登
る。
▼尾根に登り上げると(9:50)眺望は広がり、枯野の採草地となって
いる。外輪山は冬枯れの山肌でベイジュ色に覆われた独特の色彩に
感動した。
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▼登山道は良く手入れされていて、潅木の自然林帯に入ると傾斜は、
一段と急になり、要所・要所に丸太の横木が取り付けてあり、また登
山道の両サイドも刈り払いされており、手入れされた人の心が伝わ
ってくる。そんな想いを感じながらひたすら登っていった。
▼先頭を歩いていた私であるので、何処で休憩するかを案じながら行
くが「この坂を登り上げたら一息入れよう」と思うのであるが、登り上
げると更にまた急勾配の登りとなり、それの繰り返しで、なかなか休
憩が取れない始末であった。
▼見晴新道ルートで登った時(←クリック)、ライオンの顔に似た奇岩を谷越
しで見たがその奇岩を釣井尾根からも見えた。従って、見晴尾根と
釣井尾根の中間に並列している尾根である。(鏡山ガウドに存在する
尾根であるが名称を知る事は定かではない)
▼樹林帯の尾根道には、大きなカズラや山桜も目立つ。頂上直下に
は大山蓮華と思われる大木もあり、花の時季は期待出来るルートのよ
うである。
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▼箱石尾根分岐(11:10)の道標を過ぎると間もなく尾根こぶで稜線
が遮られる。左に巻いて尾根腹に下がり鉄製の梯子を降りると赤銅
色の溶岩のガレ場となり(11:30)、溶岩の岩屋の前を過ぎ、登り返
して再び稜線に上がる。(11:43)、
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▼登り上げた所に「箱石(これより右)」と標示された道標が設置され
ていて右は稜線下りの行き止まりで進入禁止。左は稜線上りで頂上
直下に進む。
▼頂上には人が居るのであろう、話し声が聞こえてきた。「声はするけ
ど人は見えない」頂上直下の崖下であるので、その声が「天空」から
届くような感じであった。
▼東峰に登り上げると(11:50)女性5名が休憩していた。前原牧場コ
ースで来られた熊本市内の人で釣井尾根は歩いたことが無いとの
事で色々尋ねられた。
▼頂上は風も無く「春うらら」な、ポカポカの気候である。ラーメンとコー
ヒを沸かしユッタリと昼食をした。(着11:50~発12:50)
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▼復路では未踏である「箱石尾根」をいつかは登るために経路を見極
めながらの下山路であった。
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▼下山(14:15)後、時間が早かったので鏡山ガウドから見晴新道へ
のルートを探索するため、工事用道路を車で登っていったが砂防ダ
ム工事現場で車は行き止まりであったので引き返し、次にもう一つ
の釣井尾根ルートの登山口であるアンテナ側を確認して帰路に着い
た。
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(考察)私が昭和40年頃、東峰から宮地に下るルートとして、利用して
いた尾根があるのであるが、どの様なルートを辿ったか、
よく思い出せない。多分、
東峰→箱石尾根分岐→現在の釣井尾根→春の牧(町古閑
牧場付近)→豊肥線の線路を渡り→宮地
の経路であったと思われる。
(当時は自宅から山まですべて徒歩であった。)
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