阿蘇・南外輪山トレッキング 1/2
(地蔵峠→駒返峠→駒返登山口 :約9km)
快晴 (文字サイズは「中」が最適)
(行程)地蔵峠登山口(発8:40)→大矢岳(着9:20~発9:25)→大矢野岳(着10:00)→
地震ケ岩入口(着11:25)→昼食(12:00~12:40)→駒返峠(着13:10~発13:25)→
林道出合(着14:00)→牧野道出合(着14:20)→駒返峠登山口(着14:35)
〇南阿蘇外輪山トレツキングシリ-ズの最終章となる今回の山行は、昨年来の計画で三人で歩く
こととなっていたが藤井さんの「都合あり」で徹爺さんと二人で歩くこととなった。
時季を同じにして徹爺さんは脚、私は腰を悪くした。それからあれこれ一年を迎え徹爺さん
のOKサインで今日の決行となる。
〇昨日の阿蘇谷は冷たい風が吹きまくっていたが、今日は風も無く好天気に恵まれ絶好のト
レッキング日和である。しかし、朝の冷え込みは真冬並みであった。
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▼河陰集落付近から眺める外輪山は朝日が射し、紺碧の空には昨夜からの月がまだ残って
いる。
朝8時になつても没していない明星の月 有明の月が印象に残り、帰宅後ネット検索
(こよみのペ-ジ) で調べたら旧暦の十八夜で "座って月の出を待つ月"、「居待月(いまちづ
き)」、と云うとの事
因みに今夜の月は"寝て待つ月"で「寝待月(ねまちづき)」、月の出が遅い事からこう呼ばれ
ているとの事であった。
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▼駒返峠登山口に(グリンロ-ド沿いの路肩)車を一台をデポして地蔵峠(1086m)から出発。
大矢岳までは緩やかな勾配の草尾根道を登る。
西には熊本平野をバツクに従え、北東にはカルデラ盆地(南郷谷の平野)から浮かび上がる
ような姿の阿蘇五岳の大自然を眺望しながら・・・。
霜柱が立つ登路には咲き残りの松虫草の花が可憐に咲き・・・。
清々しいく、晴れやかな心地で足を運ぶ。
▼大矢岳頂上(1220m)では、遠望の祖母山方角に、馬蹄形に伸びてゆく南外輪山の稜線と
カルデラ縁からカルデラ壁(外輪壁)を幾筋にも流れ下る脈(尾根)を眺め、これまで過去に歩
いた其々の峠の位置関係をあれこれと見定めて、次に目指す大矢野岳へと向かった。
下りスロ-プの草原路は直ぐに樹林帯へと入り、道標に記された「駒返峠まで5.8km」を見て
自然林の中を歩く。
▼薄明るさの馬酔木のトンネルと落葉して明るい雑木林の路を繰り返しながら登路は進む。
自然林の中でたびたび変わる光と影が織りなす風情は移ろう晩秋を感じた。
[地蔵峠(1086m) の登山口] [霜柱の登路に、咲き残りの松虫草]
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[大矢岳頂上(1220m)から阿蘇五岳を望む] [これから歩く南外輪山の山並みを大矢岳から望む]
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[明るい、快適な登路・駒返峠まであと5.8km] [馬酔木のトンネル]
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▼大矢野岳(1236m)は南外輪山で一番高い山であるが、山というより尾根上のピ-クを踏む
ような感じて頂上に至った。
大矢野岳からの登路もしばらくは密集した馬酔木の帯域が続き、馬酔木の背丈も一段と高
木となり、日が射す光は樹肌を照らし、美しい景観で見応えがあった。
やがて、道の両脇は背丈程のスズタケが茂るが、登路は美しく刈り払いされ よく手入れさ
れていた。
▼緩やかなアップダウンを繰り返して外輪縁の稜線を東進して行くのであるが、地蔵峠から
4km付近になると平坦地が広がり落葉林の落ち葉を踏んで
サク~サク~サク~♪と音をなびかせリズムカルに足が出る・・・。
登路沿いにはブナやカエデ・ナラの大木が林立し、進むに従って残り紅葉が目立ってきた。
なかでも、「地震ケ岩」入口を過ぎた付近に立ち並ぶカエデの大木には
緑滴る葉が付いてい て紅葉の遅い品種であろうか?
それとも地形がなす影響なのか・・・。そんな思いを巡らして歩いた。
[大矢野岳(1236m)頂上にて]
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[樹間から前方のピ-ク? を仰ぐ] [背の高いブナが立ち並ぶ登路]
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[落ち葉の絨緞] [紅葉の楓]
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[黄葉のブナ]
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[駒返峠まであと2.8km]
[地蔵峠から4kmの地点・登路を振り返る]
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[地震が岩展望所入口・「展望も何も無し」とコメントされていた]
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(2012/12/23 加筆)
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