根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

花牟礼山 9月7日(日)

2008年09月07日 22時38分16秒 | インポート

      花牟礼山(1170m)        阿蘇にのぼる会 例会

           曇のち晴れ一時小雨    ※文字サイズは(大)が最適 

(行程) 牧野道、路肩に駐車して牛小屋付近からスタ-ト(8:50)→
     コンクリート道路の終点広場(9:30)→牧野道終点の牧柵
     (10:05)→ 展望台(10:45)→見晴らし台(11:05)→頂上
     
(着11:10-発11:50)→
      コンクリート道路の終点広場(13:10)→駐車場着(13:40) 
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〇暑い夏場は山行を避けていたので1ヶ月振りの山行である。
 本年度の「阿蘇にのぼる会」の例会は13回計画されていて、今回は
 私達の当番であった。当番の役割は「山の下見登山」が必修の義務
 であり、会を安全に引率するのが任務となっている。

〇下見登山は8/10日に行く事となっていたが、私は体調不良(・消化
  不良・偏頭痛・飲み疲れ?)で東山/市原両先輩にお願いした始末で
  あった。

〇花牟礼山へのアプロ-チは御池方面から広域農道に入りトンネルを過ぎ
  て直ぐに左側に牧野道への入口がありコンクリド装の道を進んだ。
  牛小屋のある牧道の路肩にバスを停めることとなった。(登山口)
  黒牛の集団がバスの近くまで押し寄せてきて、牛に注意しながらの
  駐車模様であった。

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▼(8:50)コンクリド装の広い牧野道の緩やかな登り坂を歩く。幾つかの
  カーブ を繰り返し、 雑木林と原野が織り成す風景、本山椒の
  実、もうすぐ紅くなりそうなカ゛マズミ、い実を付けたサンキライ、実の大
  きな山ブドウ(食不可とのこと)、マムシクサのい実、皮が割れていな
  いアケビの、牧道に落下しているドングリ・イガイガが付いている山
   などを見分しながら歩く。
  先導の東山先生の歩調は速い。腕の裏側には汗が水滴となって
  付着している。

▼登山口から40分位歩くとコンクリトの舗装が切れ(9:30)、傾斜のある広
  場(自家用車であれば、ココまで進入して駐車可能と思われる) と
  なっていて、左手に平治岳・黒岳・前岳・大船山の連山が展望出来
  るが、今日は雲がかかりハッキリとした山体は伺えない。

▼広場から先の未舗装の牧野道を左に折れると直ぐに分岐となり、
  標識板 に従い左上に進む。本格的な登山口はここからが始まりである。
  
幾つかのカーブを繰り返し樹林帯と原野が交互に繰り返される緩や
    かな牧野道、木陰となる牧道では牛の休憩の場所であろうか
   「牛糞ロード」と化した道では、下を向いて歩かないと糞踏む破目と
    なる。

▼ここを過ぎて、牧道の終点と思われる所から有刺鉄線の牧柵を潜り
   (10:05) 尾根筋に入り、右は桧の植林、左はミズナラ等の自然林の中
   を行く。道幅も狭くなり傾斜がきつく高度を増していく登山道である。

▼通常は原野にあるヒゴダイがなぜか植林帯にも生えている。
  盛りを過ぎたホソバシュロソウ、咲き終わった山紫陽花そして先行してい
  る仲間のザワメキの中に「フシグロセンノソウ」との声が聞こえた。

▼大山登山でもご一緒だった島口さんが見つけられたのであろうか?
    落葉樹林の中のススキを踏み分けて左下に一人で行っておられたの
  で後に続いていくと、薄暗い林の中に彩る朱色の「フシグロセンノソウ」、
  初めての出合である。

▼自宅には山野草展で買ったツクシマツモト=「松本センノソウ」(←クリック)を持
  っているが「フシグロ」の方が豊かな丸みで円満な気品さ、静かな山
  の中に咲く、この花の持つ風情に心が躍った。
  
(押し寄せる黒牛)(広い牧野道) (前方に花牟礼山) (有刺鉄線の牧柵)(支尾根の登山道)

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▼展望台(10:45)では天気も回復し、暑い陽射しであったが黒岳方面
  は雲が架かり下で見たのと同様に山体はぼんやりとしていた。

▼展望台でFさんの奥様「胸がドキドキする」という体調不良を申し出ら
 れ「ここで返りを待つ」ということになりメンバ-は頂上を目指した。

           (展望台直下  (展望台から  (展望台から  
(花牟礼の山体)     の登山道)   黒岳方面)  花牟礼を望む) (展望台の道標)

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▼ココからの尾根は緩やかな登りで高原の稜線を快適に進みヒゴダイ
 ()、女郎花()、コオニユリ(オレンジ)、サイョウシャジン(薄青紫)の野草が点
 在し数は多くないが、夫々の特性の色を鮮やかに放っていて見事な
 ものであった。

▼頂上付近の高台(西の肩)に登り上げると(11:05)、さらに展望が開
    けて、しばらくは黒岳方面を魅入る。平治岳を結ぶ方面には特異な
    型をした尖った山が鎮座する。何という山名であろうか?登頂意欲を
   掻き立てるような山であった。(後で調べたら「万丈塔」という山名?)

▼山頂へ続く稜線を東に進み、途中の三角点を見定めて、瘠せ尾根を
 渡る。左側の崖は長い崩壊が下まで続いていて、足元に注意しなが
 ら歩き直ぐに頂上に立つ(11:10) 。

(尖った山)   (ながみず山?)   (前方は西の肩)    (頂上)     (方位板)

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▼頂上には他の登山者はいない。狭い広場での昼食となる。弁当を
 開きかけた時「展望台で待機しておく」と言っておられたFさんが「体
 調が戻ったので」の声。皆で拍手して慰労する。

▼九重連山が身近に見える360度の展望であるが、今日はあいにくと
  雲が湧いていて イマイチ であった。しかし狭い頂上広場には凛とし
  たヒゴダイが何故か一歩だけ誇らしく咲いていて、その景観は圧巻で
  あった。

▼食事か終わる頃、唐津からの一行が登ってこられ、彼らは記念撮影
  後、西の肩の高台で昼食するとの事で別れた。

▼今日の天気予報を見越して、早目の下山号令(11:50)となった。
    復路では昨日の雨で黒土がスベリ易く注意しながらのスローテンポでの
    下山となった。雨は降らないと思っていたが最後の10分位は大粒
    の雨に遭いバスに乗り込んだ。(13:40)

▼この通り雨も「道の駅・長湯温泉」に着いた頃には晴れ、竹田経由
  で帰路に着いた。
  夜は恒例の反省会を東山先生宅にての酒盛りであった。

(記念撮影)    (登って来た尾根) (頂上のヒゴダイ) (下山道)   (舗装の終点広場) 

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(出合った山野草)

(ツチアケビ)      (アラゲハンゴンソウ) (アラゲハンゴンソウ) (山ぶどう) (照葉野薔薇 :てりはのいばら) 

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 (マムシグサ)     (吾亦紅)    ( ? )          ( 山ホトトギス)   (フシグロセンノソウ) 

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        (フシグロセンノソウ) 

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(コオニユリ)       (ヒゴダイ)     (女郎花)   (吾亦紅)     (サイョウシャジン) 

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