三銃士

NHK教育テレビの金曜夕方６時から放送中の人形活劇「新・三銃士」、何だかはまってしまって毎回視聴しています。

原作はご存知、フランスの作家、アレクサンドル・デュマの「三銃士」。
片田舎からパリにでてきたダルタニアン青年が国王を警護する銃士隊に入り、大活躍するという冒険活劇です。

とは言っても、実は私は子供の頃「世界子供名作文学全集」（だったかな？）で読んだだけで、「格好いい小説」程度の記憶しかありません。

で、人形劇という事で一度見ておくか…という軽い気持ちで見始めたのですが。

お子様向けの時間帯ですが、内容は全くお子様向けではありません…！


フランス国王ルイ13世のお妃・アン王妃とイギリスの大貴族・バッキンガム公爵との海を超えた道ならぬ恋。

王妃に横恋慕する不気味な枢機卿・リシュリュー。
暗躍する親衛隊長ロシュフォールと謎の女・ミレディー。

王妃の侍女・コンスタンスがとても可愛いくて（しかもピンク髪♪）ダルタニアンが恋に落ちるのですが、実は彼女は既婚者。
父親の借金の形（かた）に金貸しと結婚していたのです。

更にその彼女と三銃士の一人、学者にして美剣士のアラミスがなんだかいい雰囲気に…


王妃の首飾りや恋文、とアイテムも盛りだくさん。
外国の貴族との恋とか、首飾り、と聞くとマリー・アントワネットを思い出しますが、もちろんルイ13世のお妃・アン王妃の方がアントワネット王妃より昔の方です。

愛憎やら陰謀やらがドロドロと渦巻いていますが、全体的にギャグ調の場面も多いです。
今まで一番おもしろかったのは、アン王妃とバッキンガム公爵の逢瀬の場面で、アン王妃が公爵の事を「バッキン…」と呼ぶところでした。


こういう内容ですが、小さいお子さんが見て面白いのかな？
いや、本当にNHKさんに伺いたいです。
この番組は誰を対象にしているのですか、と。

こんな思わず癖になる人形劇ですが、「見損ねた、見たかった！」という方へ朗報です。

11月21日（土）～23日（日）に第1話～第14話がアンコール放送されます。

たざ、最初の方はあまり面白くないので（失礼）、三銃士のアトス、ポルトス、アラミスが揃って登場するまではご覧になる事をお勧めします♪


NHK教育テレビ
　11月21日(土)　午前1時20分～午前3時（第1話～第5話）　
　11月22日(日)　午前1時15分～午前2時55分（第6話～第10話）
　11月23日(月)　午前0時40分～午前2時（第11話～第14話）

＊画像はエクセリーナです。


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