NHK教育テレビで放映中の連続人形活劇「新・三銃士」第37話『決断のとき』の感想です。
文中の台詞はうろ覚えです。
ようやく銃士隊に戻ったダルタニアンですが、今や銃士隊は解散の危機。
戦場で心に傷を負ったアラミスは教会にお籠り。
ポルトスは相変わらず意識不明。
アトスは元妻のミレディーとよりを戻し、田舎に引き籠る決心を固めています。
献身的にポルトスを看病するコクナール夫人ですが、少しずつ回復している、
と信じ込もうとする気持が何とも切ないです…
その頃ロンドンでは。
ジョギング中のバッキンガム公とパトリックにボナシューが道に迷ったふりをして近付きます。
が、ナイフで公を狙うもののパトリックに取り押さえられ、暗殺に失敗。
ところが、ボナシューが持っていたミレディーの暗殺用七つ道具に興味を持ったバッキンガム公。
ボナシューとパトリックの制止も聞かず、サソリの箱のふたを開け、
サソリに刺されてあえなくご臨終……
何というか、最後までお茶目な方でした。
「あ~あ、やっちゃった。みなさん、さようなら」が最期の言葉となりました。
この方は史実でも暗殺されて亡くなっています。
イギリスの陸軍士官に殺されたそうです。
さて、国王ルイ13世から宮殿に呼ばれたダルタニアン。
反乱軍をせん滅するため、出陣するか否か枢機卿とルイが議論をしています。
ダルタニアンはルミエールと出会った時の事をルイに思い出させ、ルイは停戦を決めます。
更にダルタニアンの進言でルイは反乱軍と和睦し、反乱軍の首謀者とパリで話し合う事に決めます。
さて、バッキンガム公の死を知ったアンヌ王妃。
ルイは王妃に「イギリスと我が国は微妙な関係なので葬儀に出る事は遠慮して下さい。
個人的に喪に服すのは構わない。
フランス王妃である事を忘れないように」と告げます。
さて、ポルトスの枕元で涙するコクナール夫人。
コクナールの涙が一粒落ちて、ポルトスの頬を濡らします。
すると、ポルトスの瞼、そして腕が動きました…!
更におサルのプランシェがポルトスがコクナールのために拾って来た巻貝で指圧をすると…
ポルトスの意識が回復したのです!
プランシェの指圧の腕がすごい!
『シアツダヨ~。ツン、ツンツン、プチ。ツン、ツンツン』
このプチが意識覚醒のツボ?を押した模様です。
そういえば物語の前半で、下宿から追い出されそうになったプランシェがアトスとポルトスの指圧をして褒められるシーンがありました。
すごい伏線の張り方だ~と思いました。
それから、バッキンガム公の訃報に際し、毅然とした態度で王妃に接するルイが男らしくて格好良かったです。
ダルタニアンは完全にリシュリュー枢機卿を敵に回してしまいました。
これから枢機卿がどんな手を打って来るか心配です。
(暗殺されてもおかしくないレベル。
というより、既にロシュフォールに戦場のどさくさに紛れて殺せ、と命令していましたし)
物語も終盤です。
ロシュフォールとダルタニアンの父・ベルトランの関係は?
アラミスとコンスタンスはどうなるのか? はたまたダルタニアンの恋の行方は?
枢機卿の次の一手は?
うっかりバッキンガム公暗殺の下手人となってしまったボナシューの運命は?
アトスとミレディーは元の鞘に収まるのか??
様々な謎と疑問を残して残りはあと3話。
怒涛の展開となる事、違いなし!
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