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王様業に励むタムドク。
思慮深く、民思いで、家臣の動かし方も上手くて、いきなり理想の王様です。
大抵こういうお話は色々失敗を重ねながら、段々人間としても王様としても成長していくのがお決まりかと思っていたのですが、タムドク王はすでに非の打ちどころがありません。
コムル村の人々は村長のヒョンゴを初めとしてみんな、王様のブレーン兼お庭番、実働部隊と八面六臂の大活躍です。こんな有能な人々が2000年もの間、玄武の神器を守りながらひっそりと「チュシンの王」を待ち続けていたのか――と考えると、何だかしみじみしてしまいました。
さて、意外なところから強力な助っ人が!
鍛冶屋のパソン姐さんのところで地味におさんどんをしていたタルビが、実はヨン・ガリョの屋敷で軍の兵糧の計算をしていたという過去があったのです。軍隊を動かすにはこの能力は必至です。タムドクの味方についてくれるそうです。
実はタルビさんには別の意味でも期待しています。物語の性質上、
いや、本当に火天会の大長老とヨン・ガリョが密談している場面とか、思わず画面から顔を遠ざけてしまいますからね~。
鍛冶屋のパソン姐さんも実はものすごく有能な方でした。戦に備えて兵器作りの奥義を伝授すべく国中の鍛冶屋の指導をしています。パソン姐さん格好良いです。
みんな、「能ある鷹は爪を隠し」過ぎです!
タムドクのライバル、ヨン・ホゲは「王になれ」という母の遺言や、愛するキハがタムドクを愛している事、少年時代のタムドクとの良い思い出等、様々な想いの中で心が揺れ動いています。ある意味この人は気の毒な境遇です。チュシンの星の下に生まれていなければ、王の右腕として幸せな生涯を送れたと思います。←それではちっとも物語として面白くないですけどね!
朱雀の守り主のキハ神官は、何だか思いつめた鬼気迫る表情で王宮を徘徊しておりました。あの、そんな簡単に王宮に忍び込めて良いのでしょうか? 警備はどうなっているのでしょうか。でも、流石のコムル村の人々も怪しい気配は感じながらも、キハの存在には気づかないようですので、キハが特別なのでしょう。
一番疑問なのは、キハの朱雀がタムドク王には反応しない事です。タムドクもヨン・ホゲもチュシンの星の下に生まれたのですからホゲに反応するのは良いとして、何故タムドクに反応しないのでしょうか。火天(ファチョン)会にキハが操られている事と関係あるのでしょうか。この辺り、いろいろ疑問だらけです。
この物語は史実に基づいているそうですので、実際の(歴史上の)タムドク王がどんな方だったのか、すごく興味が出てきました。でも、それを調べてしまうと壮大なネタばれになってしまって、これからの物語を楽しめなくなってしまいそうですので、我慢しています。
最後に山吹色(黄金色?)の古代高句麗王朝の衣装をつけたタムドク王すてきです。若々しくていかにも「青年王」という感じがします。でも別のお衣装の時に思ったのですが、あまりビシっと前髪をあげない方が良いと思うのです……。すごくおデコが目立つような…………
*画像はロベリアです。
各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
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