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相棒は名うての源流釣師Mさんだ。
当初、釣行場所はオイラが決めることになってたが・・・
変な谷しか知らない自分のチョイスでは相棒の不機嫌な顔がマブタにチラチラする。
きつめの谷でなければ納得しない人なんだな、Mさんは。
で
やっぱりMさんが行き先を決めることになった。
たいていヤバそうな渓谷へ行くことは容易に想像できた。
やだなぁ・・・オイラの体力で付いて行けるんだろか?
自分はどっちかって言うと平瀬で釣るのが好き。
これは、最初に渓流の釣を教えてくれた奈良県吉野の師匠仕込だから
仕方が無い。
でも、四国の渓流というのは平瀬が殆ど無くて
すぐにキツイ岩登りを伴う谷が多い。
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どんどん山道を上がっていく。
細かったり急だったりで黒狸のヤツあえいでいた。
やっとのことで目的地へ到着。
なんでも100mは植林の中を下らなければいけないとかで
もう、オイラはビビッてた。
ところが存外緩斜面でほっと胸をなでおろす。
谷は源流の美しさを十分残した美渓である。
気分は最高なのだが、釣れて来るアマゴは小型ばかり。
しかもひどく痩せてるヤツも多い。
<安定した姿でポイントを探るMさん>
最後の滝ツボをMさんが譲ってくれたのでまぐれ当たりで24cmが釣れた。
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昼飯を食べてもまだ1時過ぎなのでMさんお勧めの第二の渓へ向かう。
ここは過去に実績がある谷だということで期待は十分。
支流沿いに入渓して本流との出合いまで釣り下り
そこからが本命で本流を釣りあがることになった。
支流で釣れた実績は無いとのことであったが・・・
降りてすぐの小滝の緩流帯に軽い錘の仕掛けを入れた途端
この日最大の25cmが掛かる。
う~む。ひょっとすると爆釣かもしれない・・・
兎に角、へぼ釣師はすぐに甘いことを考えるものだ。
ところが・・・その後は・・・
まったく釣れないのである。
4時近くまで本流を釣り上がるがその後掛かったのは僅か一尾。
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でも渓は良かったし、結構しんどい目に遭いながらも
体力的にも問題なかった。
しかも久しぶりの八寸二尾!!
そこまでは大満足でした。
こいつはもう少し涼しくなったら燻製の種にしよう!
<2ポイント目退却路から見た大滝・・・ここへ降りてたらいけてたかも>
ただ翌日、足の筋肉がはれ上がって動くのがな~んとなくツライ。
これはやはり、年のせいとしか考えられぬ。
それとどうしたわけかカメラが悪いのか腕が悪いのか・・・
ロクな写真が撮れてない!!
これが一番コタエマシタ。
たぶん、カメラの設定ミスをしたオイラが悪いんだね。
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ところでハプニング!
帰り道、ヨコを流れる小渓に魚がいるんぢゃないかと探検のために
車を道路脇に止めた。
タバコを一服などして家に連絡をするが携帯は圏外を示して繋がらない。
どうも魚影は確認できないとMさん。
さて帰ろうか?
で、車にキーを入れてエンジンを掛けようとするがハンドルがロックして
キーが回らない!!
最初はゆらゆらと遊びの多かったハンドルが段々と遊びが少なくなって・・・
殆ど遊びの無い状態になってしまう。
勿論、キーは回らない。
おいおい・・・これでは帰れないぞぉ~。
電話は通じないしさ。参ったなぁ。
Mさん、CRC5-56無いんですかぁ?なんてのんきなこと言ってる。
CRCの問題ぢゃないよ、こりゃ。
暫く、二人でごとごとやってたが・・・・
なんの弾みかMさんがキーをヨコから回したら
ポンっとキーが回ってエンジンが掛けられる状態になりました。
ほんと、助かったぁ~と本日一番の感激。
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Mさん、良い淵を二つも譲ってくれて有難うございました。
これで今年の釣は終わりです。
単に美味しい魚という存在を超えてます。
英一蝶・・・怪人とでも言えそうな狂気の画人ですか。
大江戸釣客伝の投竿翁のようなのは究極ですが、羨ましくもあります。そうそう、あの本に出てくる朝湖(英一蝶)の絵が東京の美術館にあるそうで、そのうち見に行きたいと思っています。
鮎、餌釣りをされる地域もあるようです。
四国では12月になっても鮎がまだまだだとか。
私の地域では、
11月中盤になると産卵を終えて、傷ついた魚体ばかりになってきます。私はそれを確認したら、その年は終わりにします。あとは自然のときが流れます。
鮎は桜の開花とともに川を遡上し、桜の落葉にあわせて川を下ります。そして一生を終えます。人間や鳥に恵みを与えてくれ、季節を教えてくれます。
日本に合う神秘的な魚だと感じます。
もうこれで永久納竿かもしれないと毎年思います。
鮎は12月まで出来るんですか?なんでも餌釣りがあるとか。
蟹本番ですか。あの蟹結構暴れるし力強いですね。
怪我なく今年が終われましたこと、なによりです。
鮎の友釣りの方達は、あと少しばかり余韻を楽しんで納竿とされる方が多いのではないかと。
網は10月末までは全く問題ありません。
カニはいよいよ本番という感じです。