
どこへ登るのか当日まで判らないんだよ。
とにかく山の側まで行って行けそうなところへ行こうというアバウトな。
剣山目指してスタッドレス・タイヤの70系ランクルが咆哮するぞ。
段々と雪深くなってきたぜ。
いけるんかいな?
リーダーはつい先日、三嶺から剣山までの縦走を日帰りでやって
自信満々なMちゃんだ。
途中で彼の雄姿を納めておかねば。
やがてのことに
本日の登山口へたどり着いた。
さっそく登山記念の一枚だ。
ここをスタートしたのが午前10時21分だった。
180cmの身長で70kgジャストといった締まり具合だもん。
ここらへんの山なんか鼻歌交じりで楽勝だったみたい。
そこへいくと彼より20歳は上のお爺だから
ぜぇぜぇはぁはぁ~が激しくて
誠に申し訳ない有様だったな。
写真を撮るふりしてコソっと休むこと度々。
登りはじめて1時間くらいかなぁ。
左剣山、右次郎笈(ジロウギュウ)なんだかホットしたのを憶えてる。
ここでMちゃんをパチリ☆しました。
いつも真面目腐ったポーズだねぇ・・・
雪面にカメラを近づけて撮れば、尖った氷状の雪だ。
北の方を眺めると美しい谷が広がってた。
雪道を落っこちないように
慎重に、慎重に。
Mちゃんは、本当に鼻歌を歌ってる。
息なんか全然上がってないのに驚く。
遠くに目標の峰が見え
さらに左手には三嶺という美山がそびえてる。
Mちゃんに言われるまで判らなかったが
左手の谷は祖谷でしてね。
祖谷川のせせらぐ音が遥か谷底から聞こえてきたものだった。
渓流釣りをする者にとって
何とも言えないお土産を頂いたような
気がしたねぇ。
Mちゃん!右手の岩に登るから写真頼むと言って・・・
でも、このすぐ上の岩は極めて危険。
で、諦めてチョイ下の安全なところで万歳!をしてる。
拡大すればこんな感じ。
好きだよなぁ~。
ここを越えたらかっこいい岩が佇んでた。
右手の北方面を望めば
黒笠山から小島峠が見渡せる(これ、Mちゃんの説明を引用・・・オイラにゃぁわからねぇ)。
:
それにしてもこの山・・・
一体どこまで行けば頂上なんや?
ひとコブ越えたら、また先に目標の峰が・・・!
おお!
遂に頂上が見えたか!
先行者が二人ほど満足に浸っているのが見えるではないか?
あそこまで行けば良いのか・・・
到着してみれば
オネイサンとワン公が登山の楽しみを
かみ締めてたな。
ここ頂上ですよね?
いえいえ、頂上はまだ先ですよ!
ひえぇ~
また騙されたのかぁ・・・
ここからまだそうさねぇ20分は歩かねばなるまいよ。
しかもだ~れも雪を踏んだ後が無い!
ここからはラッセル車にならないといけないんだ。
ひとっ走り行ってきま~す。
Mちゃん、ラッセル者になってしまったぁ!
目の前のコブを越えて、しばらく下って最後に登って頂上。
おいおい!予定時間をオーバーするから止めようと言い出したのは
勿論オイラでした。
なんせ、今日はこれから里まで下って温泉に入り
忘年会に参加しなければならないんだ。
ここで時間を喰ってたらビアを飲みそこなう可能性が高い。
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:
となれば、さすがのMちゃんもラッセルを止めて引き返したというもの。
Mちゃんにしてみれば無念のリタイアだったに違いない。
オイラは内心、ホットしてましたね。
もはや限界って気がしてたから。
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登りは2時間ほどを要した。
おそらく雪がなければもう少しペースが上がったかも。
帰りは頂上発12時24分で
車に戻ったのが1時間後でした。
帰りは膝に来るショックも雪で和らげられて
比較的楽でした。
切り株には雪が積もり
樅の木陰には雪が張り付いて風の厳しさを物語ってた。
里の風呂に入ったら
体がジンジンと湯に馴染んでいった。
さらに2時間後・・・
行きつけの飲み屋でガンガン忘年会を
やったものだから
いつものやうに最後は意識が混濁して
どうやって帰ってどうやって寝たのか?
意識にはありませんですね・・・
:
もぉ~昨日も二日酔いなのか体が痛くてさ。
今日なんか按摩屋の戸をこじ開けて揉んでもらいました。
ところが
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Mちゃんは今日も自宅近辺の山に登って腕立て50回を
何セットもこなしてきたというから
お爺は厭になって
なかなかブログがかけんかった。
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久しぶりに疲れましたが・・
これも来期の渓流釣りに向けてのトレーニングと思えば
また楽しからずや!ってところでしょうかね?
それなりに疲れた感はありますよ。
家で写真を編集しようとパソコン立ち上げて
RAW現像処理などしながら、居眠りしてるん
だから厭になるよ。
あれ?182cmぢゃなかったっけ?
雪景色最高でした。銀次郎さんと登山に行くといつも天気が良いですね。
しかし、銀次郎さんがそんなに疲れていたとは思いませんでした。
渓流釣りと違って、登山は歩きっぱなしですからね。また、雪道歩きは滑らないようにいろんなところの筋肉使うから。
それと、わたし身長175㎝ですよ。