ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

初釣行はキツかった。

2014年03月02日 14時33分23秒 | 渓流釣り

 

2月も終わりの某日のこと

師匠とも頼る某氏からのお誘いで

さる渓をたずねて今年初の釣行に。

妙なところに車を停めて、薄暗い山道を登り始めた

林道の右手下に水の音を確かめる。

谷は深く水面も良く見えない。

やがて藪の中に堰堤らしきものが見え隠れしはじめた。

やたらと登りがキツくて息が上がる。

師匠もこりゃキツいわい・・・とか言いながら

それでも、もう少し上のはずだ

道は間違ってないだろう・・・などと。

ウェーダーの靴底はフェルトであり岩の上を歩くには滑らずに

具合が良いのだが山道には濡れた落ち葉が散っていて

こいつは良く滑るので歩きにくいことこの上ない。

やがて堰堤を越えて行くが、いかんせん水が無い。

おかしいなぁ~

どうもこの沢ではないようだ・・・と師匠。

こんな渓ではなかった・・・6年前は・・・

やはり違うぞこれは!

ええっ?こんなに登ったのにぃ~。

帰ろう、帰ろう・・・ちゃっちゃと山を下り始めた。

キツイ登りの坂道は下る方が怖い。

なにせ滑るんだから。

小一時間厭な歩行トレーニングをする羽目になった。

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どうもおかしいなぁ~

あの川は何処へいっちまったんだ・・・

車止めに戻ってぼんやりしてたが

いっそのこと、もっとちゃんとした渓へ行こうか?なんてことに。

車を返して戻ろうとしたとき

遠くから水の音がするではないか?

あれぇ~あっちだったかな?

そ、そうだ!もっと向こうの川だったぞぉ~と師匠。

なんちゅうこっちゃ。

谷筋を一つ間違えてたのだ。

今年初めての釣行で、何のトレーニングもしてないから

やたらと息が苦しいし、足も痛くなり始めてた。

弱いのぉ~と言われてしまった。

お爺は弱いのである。

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隣の谷へ行ってみると・・・

ここもかなりの険しさである。

またぞろ山道を歩き始めた。

しばらく歩いてから山道を外れて藪の中を渓へ下りた

30mほど下ったところから釣り始める。

水温が低いせいか、渓魚の反応は鈍く

アタリが定かには判らないような具合だった。

でも、渓を歩くのは気分爽快で魚が掛かれば

急にテンションが上がって楽しくなるから不思議ではある。

ところどころに残雪があり2月の厳しさがヒシヒシだ。

師匠はといえば・・・

なんせ渓歩きの達人。

殆どの場所を二足歩行である。

オイラはといえば・・・

ちょっとした岩場になると3点確保の四駆状態

疲れも違いすぎる。

もうこりゃぁ限界だぁ~と思ってたら

林道が渓を横切る地点に到着。

ひざの上の筋肉が悲鳴を上げている。

ふくらはぎも痛い。

やぁ~れ、やれ。

今日の終点までたどり着いた。

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キツい谷は厭だなぁ。

帰りの車の運転もつらい。

クラッチを切ったり繋いだりするたびにコタエルのである。

それから3日間は家の階段の下りが辛くて手すりにしがみつくダラシなさ。

こんな初釣行でしたが・・・

お魚も細くて、春は遠いなぁと思った次第です。

 


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