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2月も終わりの某日のこと
師匠とも頼る某氏からのお誘いで
さる渓をたずねて今年初の釣行に。
妙なところに車を停めて、薄暗い山道を登り始めた
林道の右手下に水の音を確かめる。
谷は深く水面も良く見えない。
やがて藪の中に堰堤らしきものが見え隠れしはじめた。
やたらと登りがキツくて息が上がる。
師匠もこりゃキツいわい・・・とか言いながら
それでも、もう少し上のはずだ
道は間違ってないだろう・・・などと。
ウェーダーの靴底はフェルトであり岩の上を歩くには滑らずに
具合が良いのだが山道には濡れた落ち葉が散っていて
こいつは良く滑るので歩きにくいことこの上ない。
やがて堰堤を越えて行くが、いかんせん水が無い。
おかしいなぁ~
どうもこの沢ではないようだ・・・と師匠。
こんな渓ではなかった・・・6年前は・・・
:
やはり違うぞこれは!
ええっ?こんなに登ったのにぃ~。
帰ろう、帰ろう・・・ちゃっちゃと山を下り始めた。
:
キツイ登りの坂道は下る方が怖い。
なにせ滑るんだから。
小一時間厭な歩行トレーニングをする羽目になった。
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どうもおかしいなぁ~
あの川は何処へいっちまったんだ・・・
車止めに戻ってぼんやりしてたが
いっそのこと、もっとちゃんとした渓へ行こうか?なんてことに。
車を返して戻ろうとしたとき
遠くから水の音がするではないか?
あれぇ~あっちだったかな?
そ、そうだ!もっと向こうの川だったぞぉ~と師匠。
なんちゅうこっちゃ。
谷筋を一つ間違えてたのだ。
今年初めての釣行で、何のトレーニングもしてないから
やたらと息が苦しいし、足も痛くなり始めてた。
弱いのぉ~と言われてしまった。
お爺は弱いのである。
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隣の谷へ行ってみると・・・
ここもかなりの険しさである。
またぞろ山道を歩き始めた。
しばらく歩いてから山道を外れて藪の中を渓へ下りた
30mほど下ったところから釣り始める。
水温が低いせいか、渓魚の反応は鈍く
アタリが定かには判らないような具合だった。
でも、渓を歩くのは気分爽快で魚が掛かれば
急にテンションが上がって楽しくなるから不思議ではある。
ところどころに残雪があり2月の厳しさがヒシヒシだ。
師匠はといえば・・・
なんせ渓歩きの達人。
殆どの場所を二足歩行である。
オイラはといえば・・・
ちょっとした岩場になると3点確保の四駆状態
疲れも違いすぎる。
もうこりゃぁ限界だぁ~と思ってたら
林道が渓を横切る地点に到着。
ひざの上の筋肉が悲鳴を上げている。
ふくらはぎも痛い。
やぁ~れ、やれ。
今日の終点までたどり着いた。
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キツい谷は厭だなぁ。
帰りの車の運転もつらい。
クラッチを切ったり繋いだりするたびにコタエルのである。
それから3日間は家の階段の下りが辛くて手すりにしがみつくダラシなさ。
こんな初釣行でしたが・・・
お魚も細くて、春は遠いなぁと思った次第です。
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