ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

真面目に終盤

2010年09月27日 10時55分48秒 | 渓流釣り
今年も夏以降は雨が少なくて、渓流の釣りには極めて厳しい環境になっている。

どこの河川も中流~上流域は川藻が繁殖していて、魚影が薄い。

テダレの釣師殿は源流派なので、今回も源流へお供することになるだろう。

足コシラエをしっかりしておかないと、源流釣行には耐えられない。

岩場を登るにしても、帰路の山の中の歩きにしても、足場は相当悪いことを覚悟した。

とあるヘアピンカーブに車を止めて、そこから入り込んでいく。

倒れている杉の丸太を乗り越えたり、下を潜ったりしながら、次第に高度が下がって

入渓点にたどり着いた。高さは約600mの場所だった。



美しい渓だ。回りは天然林で、早くも秋の気配が漂っていた。

しかし、魚影は薄く、釣れてくるのは油ハヤばかり・・・

滝が現れ始めると、流石にアマゴが走るのが目に入るようになった。

ってことは、オイラが既にアマゴに見つかってしまってるのを意味する。



いかにも・・・という淵なのだが・・・釣れないなぁ~

次の大きな滝を右から巻いて行く。滝を巻きながらふと、下を見るとテダレの釣師殿が

アマゴを釣り上げているのが遥か眼下に見えた。お!いるぢゃないか。



この大滝はテダレの釣師殿にお任せして、山道を滝の上に降りてみると、大岩があり、

それに沿って流れが二つに分かれていて、それぞれにちょっとした淵へと流れ込んでいた。

まず、手前の淵へ挑むが、魚信は無かった。

ちょっと面倒だけど、浅いところを渡ってもう一つの淵(こちらの方が浅い)へ

仕掛けを送り込んで数秒・・・突然! 猛々しいアマゴの引き込みに出会う。

おお!今日初めてのそれらしいアタリだ。あわせると、竿がグイグイ曲がっていく。

こりゃ~嬉しいな。お!魚体が半分水面上に出たぞ。8寸は固いな、こりゃ。

よ~し、イタダキだ!と思った途端、魚が外れてしまったぁ!

こういう滅多に無いチャンスに限ってしくじるんだよな=へったくそだなぁ。

さて、ここからはチャンスらしきアタリは全くなくなってしまった。

う~。

テダレの釣師殿もあまり釣れていない。超小物を入れても10尾ほどか。



オイラの魚籠は空のまま、とうとう上流二又まで来てしまった。

二又から上はいよいよ水が少なく、竿を出す気がしない。

ここで納竿とした。まだ午後1時にもなってなかった。

高度は850mくらいのところから、下りの山道がついている。

こりゃ楽だわい。

ま、魚は釣れなくても、初秋の谷でぜ~ぜ~は~は~言いながら、

岩をよじ登ると、普段タバコで痛んだ肺が楽になるような気がするし、

体力のチェックもできて、非常に気分がよろしいな。

なんせ、空気が美味しいよね。

いよいよ、シーズンも終わりまで、あと数日だ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山奥の谷 (ginjiro)
2010-09-27 17:15:13
良いですよぉ~。谷は・・・

オイラも普段は、谷にはなるべく入らないようにしてます。一人ぢゃ帰って来れないかも知れないし。

何やら一人だと怖いし。でも、たま~に、源流派の人に連れて行って貰うと、源流域の美しさにため息が出ることがありますね。

翌日は足がパンパンに腫れてることもなんだか嬉しいものです。

しかし、無事に帰還できることが一番です。
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Unknown (あけび)
2010-09-27 17:05:46
こんにちわ。僕は釣りはしないけど、あまり人の立ち入らない山奥の谷って、何か引かれるものがありますねえ。
行ってみたいなあ。
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