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この店の紹介記事を書くのは、初めてのことである。
もう14年も通い詰めているのに・・・何故か書かなかった。
場所は高松市の藤塚町というところにある。店の名前は「福」という。
オーナーは小豆島の出身で、料理学校を出たあと関東で修業して帰郷したが、
小豆島では顧客と料理が合わず、高松へ出店して15年以上になる。
ちょっと、あれ?みたいな表情になってごめん!
場所は空港通りにある四国新聞社の南側の交差点を東へ入って突き当たりの交差点。
この手前の南側にある。
庭のモミジがこんな風に輝いた夕方、家を出た。
路地をいくつか抜けて
空港通りへ出た。右へ行くと空港で、左へ行けば高松港だ。
これぞ、Olympusアート・フィルターの「ジオラマ」ってやつ。
いわゆる、チルト・シフト画像が生成される。
悪くないよ。
で、この信号を左手へ渡って、突き当たりの交差点近くへ行くと・・・
こんなレトロな電球と傘。昭和30年代を彷彿と蘇らせた雰囲気。
足元には、妙な小細工をした灯篭のようなものが・・・
ガラリと戸を開けると、
奥の方でこちらへ愛嬌を振りまくのが二代目。
上がりカマチをふと見ると、
ケヤキの厚い板の一部の凹みを使って、フット・ライトが仕込んであった。
この前には、なんだか古い箪笥を使ったアルコヴが。
いらっしゃいませ~っ!!掛け声が飛ぶ中、出囃子に乗ってズイズイと奥へ進めば・・・
オイラの定席が待ち構えていた。
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いっつも、刺身の盛り合わせなど海鮮類からオーダーするのだが、
毎回同じだと、オーナーが馬鹿にしている風情が漂うのを察知して
今日は、普段は頼まないものをオーダーして意地を張った。
ざらっと居並んだ前菜類は、オイラが電話予約するとたちどころに用意してる。
それらを予測して、野菜サラダを頼んでとりあえずのビア。
今日は変わったものを頼むことに徹するぞぉ。
で、ツクネなんての。
鶏団子だよね。
それに和牛の網焼きなんての。
相棒用に揚げ出汁豆腐
ビアが無くなったところで、
ヌルL!を注文。
これは”ぬるいお燗Lサイズ”の略で、店とオイラの間の符牒で、
「山」!
・・・・・
「川」!
みたいなもの。
ぬるLをやってるうちに、もう写真なんかどうでも良くなってきた。
いつもどおりのだらしない酔態なのだ。
こんなんぢゃ、お酒は飲めません!
で、サワラの粕漬けの焼いたやつ、
タラの天麩羅を含めたてんぷら盛り合わせ。
こんなので、チリチリ飲んで夜が更けていったのであります。
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この店の特徴は、なんと言っても安心感が抱けることに尽きる。
料理の内容、分量、プライス・・・
くもの巣で評価すれば、美しい6角形になるだろう。
但し、難点を言えば、オーナーが厳しすぎることではないだろうか。
しょっちゅう、怒声が飛ぶのは、あまり良くないと思う。
これは定席にいるオイラの耳には辛いものがあるが、奥の方で
お酒を飲んでる人々には聞こえないから良いのかも。
利用に際しては、電話で予約をされる方が良い。
最近は生ビアに続いて焼酎を飲む人が多いし、日本酒でも冷酒愛飲者が
多いようだが、本当はヌル燗が最高なのだ。
少し値が張っても良いから、ぬるい燗酒用の良いお酒を仕入れて置くべきとも思う。
「福」電話:087-862-3510
夕方は5時半頃から予約電話が有効のようだ。
それまでは仕込みなどで、早く電話すると機嫌が良くない。
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