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古い店を友人に勧められた。
店を買い取れとか、そんなんぢゃない。
ただ、風情が良いよ!と。
そんなのが好きなもんで、すぐに飛びつく。
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ここは旧高松市内の東の外れ
ひっそりと佇む材木屋。
主人は老爺である。
今、表でトラックに数枚の板を積み込んで納品伝票を律儀に書き込んでるところだ。
昔の人なんだ。
老爺と話したら、彼が十五代目の主人だと。
キツい老眼鏡と耳の補聴器が彼の助手だった。
店の周りをぐるっと写真に収めた。
道路を挟んで店の前には
これまた長年の苦節に耐えて菓子屋に立派な看板が出てる。
吉岡源平餅本舗とある。
紅白のうすべったい小型のお餅がウリだ。
これを餡蜜に入れて寒天と一緒にほうばると神の味だ。
ここのご主人も五代目だとのたまう。
この界隈は昔は問屋街だったそうな。
特に海産物の卸問屋が主流だった。
で
しばらく南北の通りを問屋の形跡を求めてさ迷う。
なるほど・・・こんな店やら
こんなの。
そして
砂糖を扱ってたらしい形跡もうかがえました。
これらの老舗を後にして
オイラが好きな飲み屋街を散策すれば・・・
こんなのに出会えました。
徳利と盃の形に切り抜いた厚い板。
切り抜きから覗く不思議な色に心惹かれて。
家に帰って・・・
紅白の餅を煎茶で飲み込めば。
ほんのり甘い味にも
古い町並みのアンバーな色合いが香る夕刻でした。
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