かなり楽園

めざせ楽園。
いつか楽園。
きっと楽園。

備忘録 2011.12.12

2011-12-12 20:31:23 | 戯言
夕方ススキノへ徒歩で集金に行った。
通り道にあの高層MSがある。

ここしばらく人の気配がなかったが、今日は全室に灯りがともってた。動き回る人影も。
全部の窓からカーテンが消えた。天井の照明が見えた。家具の影も壁の装飾もない。
いよいよ引き払ったのか。

約4年1,400日、数十もしくは数百回あの部屋を見上げた。1度だけ入った。肌に触れた最後の夜。空き巣でも押し込みでもなく。永久に最初で最後になった。

集金の帰途、灯りは消えていた。黒くひんやりした四角の窓。
ひとつの季節の終焉。

厳冬 吹雪の夜のくちづけは 凍えるんだぜ

2011-10-15 21:00:44 | 戯言
 



頬だけ火照る


手のひらの熱で

その女、金に執着がない分

2011-06-29 01:27:19 | 戯言

目的のためには自身の資力と一族の財力すら利用し惜しみなく注ぎ込み、似非なれども神の前で誓い指輪を交わした男すら容赦なく叩き潰し、「今」最善の愛へ突き進もうとする潔癖な女。



そう仕向けながらも深夜ひとり自己嫌悪に襲われ、左腕を鋭利な金属の尖端で引っ掻き滴る血をうつろな眼で眺める女。



長い髪の逃亡者
おそらくその命尽きるまで

風葬

2011-06-07 16:33:12 | 戯言
 
ゆびの隙間からこぼれゆく砂のように


記憶のかけらが粒になって


風と水が運んでく


身を守ろうとする心は


消したくない愛しいかなしみすら


ゆるやかに粉々にして


どこかへ連れて行くのか

女が食い物の写を撮りたがるのは、そしてひけらかしたくなるのはなぜだろう、とふと思った。

2011-03-26 22:05:07 | 戯言


連綿と遺伝子に封じ込められねじくられ伝えられてきた飢餓への女の性ならではの抵抗なのか。

井戸端会議で共有しやすいネタだからか。
自分の心をゆらすものの美しさをわかりやすいモノで理解してほしいからか。

女の喜びは「共感」なくして成り立たないと誰かほざいてた。

美食喰らったときの粘膜から伝わる大脳皮質の充実と
交尾における粘膜の充血は似てるのかな。


数年前、仕事で客先に同行したときに振舞われた試食ケーキを喰らって

「落ちてたりイライラしてるときでも、おいしいモノ(特に甘いもの)食べると機嫌なおります」

と帰途助手席でニコニコと感想を述べてた20才のアルバイト娘がいた。
自称赤ちゃん顔でおっぱいのおおきなコだった。
俺のことは「生理的に受け付けない」と誰かに言ってたようだ。


「泣き止まない女には甘いモノを充てがえ」
なんてクソみたいな教示を
どこぞの恋愛実用書で読んだような。

How To な実用書はとっつきやすいけど
対症療法みたいなもんを書き連ねてるだけで
何かの答えや起源にたどりついて解決する道筋を説いてくれるわけじゃない。

日々これでもかと流される残虐なニュースを見て
「幼い子どもをネグレクト餓死させるなんて当然市中引き回しの上死罪」
とそのときだけ拳握り締めてワイノワイノ頭に血が上るのはいいが
そんな鬼畜を続々排出してやまない現世で自分が生活しているおぞましさにまで震えてるか?


社長に言われた。
「酒控えないとろくなことにならんぞ」
心配ご無用。
心配ならゴム着用。
(ゴム着用は当然の礼儀だとエンコー同好会の面子の男女共通見解)
このところたいしたえたのーりゅ摂取せずともちゃんと気絶してますってば。


などとシェイクヘッドしながら
オススメブログなぞ覗いたら
美食写を載せてる男子がいた。

食欲も性欲も
グルメが見つけた美食も
ェロメが見つけた悦楽も
「戯言同好会」の参加資格のひとつなのかとふと。


吹き溜まり
老若男女
共通の話題は
ひしゃげた本能のかけら


コケにしてるつもりはないよ
俺もこの居心地のいい湿った暗がりの一員で
潔く去れずにズルズルと
何年もここに巣食ってるんだ。

疵を舐めあう

2011-03-10 00:41:35 | 戯言


という言い回しは


馴れ合いのような甘ったれのもたれあいみたいだけど


舌足らずで優しさの術がヘタなケモノ同士なら


舐め合うしかないじゃないか
それも赦されるんじゃないか

とふと思いました。

失恋したの?と問われれば

2011-02-11 08:35:38 | 戯言


「それが日課さ」

と、うそぶいてみる。



朝の光に恋を得て

宵闇に恋をあきらめる



またあした始めればいい。

ちゅーちゅー吸い込みなよ口すぼめてさ。

2010-11-02 20:29:34 | 戯言
 
朝方、事務所の窓からですね
仲通り挟んだ賃貸マンションの玄関先の暗がりで
ダークスーツの30代とおぼしきサラリーマンが
さらさらのストレート茶髪が肩甲骨くらいの細身ながらくびれた20代後半らしき女と立ったまま絡んでてですね。

それぞれの顔面は暗がりでわからず。

趣味は?と問われたときなんとかその場を好印象残してしのげるよーな
即答できるネタの用意がないよーなリーマンの
週末につぎ込んだ賽銭の見返りをなんとか取り戻そうとするよーな
思惑が傍観者にたっぷり伝わる絡み方でね
なんとなく酔った勢い女のサービスチューありの
同じくリーマンの俺にも覚えのある傍目にいらだたしい絡み方で。

ピーピングトムの俺はコンビニで買った「かみなり三代」という
「旨し酒は代々飲み継ぐなり」という染色体礼賛キャッチが表面に刷り込まれてる
180ml入りパックの京都市伏見区山崎町343(株)京姫酒造製上撰酒97円税込を
ストローからちゅーちゅー吸い込みながら。

ご想像の通り。
飲んで送った帰りに女の部屋になんとか侵入しようとする男の最期のあがきでね
粘度の高いカウパー氏腺液染み出ちゃってるんですけどーどーしてくれんの系未練どろどろのね
女も
邪険にできない類いのお客?か何かだったらしく
それでも
なんとかそつなく
次のいつぞやの週末に響かないような手法で追い払い
ひらひらと手をふりつつ
チャラけた手を波のようにちゃらっと泳がせつつ
仲通りの角にちんこビン立ちもてあまし男が消えていったとおぼしき途端
きびすを返してMSの玄関に消えていった
その背中には
今夜の操をくだらん男から守れた安堵を背中に滲ませつつ。

手練なおねーちゃん
シャワーで男の交尾未遂の残留思念を表皮と茶髪の隙間から洗い流したあと
君の寝室の窓から
事務所の窓に背を向けてPCににゃんだかわからず妄想思念を打ち込んでる
僕の背中が見えますか。

ANGEL-A。もっかい嫁!

2010-08-06 15:50:12 | 戯言
 
あろうことか昨夜21時以降酒を飲んでなかった!やばい!シラフだ!血中えたちゅーる濃度絶対零度致死レベル!窒素潜水!再生不良性貧血!赤い疑惑!衛生兵を呼べ!いや手遅れだ!膣口窒息!しぬ!


つか買いに出てまで飲もうという気が起きなかった。
とゆーことは輪をかけてやばい!負け組み!自宅で飲んだ!貧乏!トリリウム欠乏!呪怨!けいおん!粘着質!狂う!



ナニしてたかとゆーと…


朝方まで2ちゃん読みふけってたバカ。

「私は見た!! 不幸な結婚式」過去ログ

ハマった。


結婚式で友人である新婦に自分のガキ体当たりさせてブーケ踏み潰させた
にもかかわらず厚顔無恥に
披露宴に出席しウエディングケーキにダッシュさせ顔面突っ込んで喰らわせ
あげくに新婦のドレスにゲロぶっかけさせた
高校同級生でデキ婚してから不幸続きの元ヤン女とか


10年前新郎を振った元女が呼んでもいないのに嗅ぎつけてどこからともなく突如登場し
ウエディング姿の新婦の頭から墨汁ぶっかけ
取り押さえられながらもアハハハハハと爆笑してみせたとか


ぶはははははははははははっははははははっははははっはは

慶事の狂気って超絶クールだぜ!

ちなみに「呪怨」を単語登録しようとしたらWIN2000にムリクリ突っ込んだChromeは強制終了しました俺を呪えヌルポインター!

んででででっど!
意味もなく語尾文尾に!マークつけてなんでもごまかせ!陵辱は力なり!
さっきまでカミナリ鳴ってた!だめだ鳴り止むな!くやしかったら俺の避雷針に落ちやがれ!フェルゲルトゥングスヴァッフェ:ツヴァイ!


お年寄りとお花にはやさしくしなきゃバチがあたるんだぞう。

「私も普通の人間です」と女は告げ

2010-06-11 21:27:19 | 戯言
 
日々
歓び
人生
平穏
慶び
生活
将来
悦び
平安
を手に入れるために
主と崇めるべき個体を天秤にかけ
重いほうを選ぶことが
当然で正当であることの釈明をしようとした



悪いね
俺はガキのかなしみが主体の映画に寸時の嗚咽をした
気取られたか


気取られた瞬間、自覚してたよ実はね






「ただのおもちゃでもう充分遊んだでしょう」






あなたのてにいれたものはのぞみどおりのものでしたか
しってますよひとはのぞみどおりのものなどつかめない
てのひらのはきぼうのすべてをえるためにちいさすぎる



年若くて新鮮で
けなげで従順で
意味もわからず
意味すら求めず
あるいは
意味から目を背け
意味とすら認めず
手離しに俺の肉塊を求めてくれるけなげな肉塊があれば
俺は救われたのか



いや
ギルモア師匠


俺は抗えなかった
自分とその情欲に
最愛というひとに
隠れて放つ欲情の
そのしとねにすら


「性のリビドーを解き放った(とおぼしき)彼女の表情には
 やすらぎと呼んでいい安堵の色彩が万華鏡」



マン毛鏡。



自分の影だらけに
だれかを取り込んではいけなかった
きっとそれはいまも
そしてこれからも



あなたのエクソダスは正解だった
たとえ地中海が真っ二つに割れなくても


滝壷に身投げした体躯
冷え切った肢体の白さ
あまりにまぶしい白さ


ジェットを止めた水中照明ジェットバスの
コロイド状にただよう僕らの皮脂を
眺めたゆたった時刻


「起こして。おとなしくしてるから。すぐ眠るから。邪魔しないからだから、そのときは、起こして。ちゃんと眠るから。すぐ眠るから。」
(あなたの裂け目に気づかないように眠るから)


ノルベサノリアの観覧車は
金曜の夜には
AM3:00まで
ぐりんぐりん廻ってたのを


おぼえてるか
おぼえてるのか
おぼえていられるのかあなたは

消していい俺の記憶など


でも


できれば


俺の記憶回路も祝賀粛清してくれ


6月の大安吉日な土曜日のまぶしい午後にに浴びせられる
演出用にかきあつめられた
満場の祝福にその胸郭が耐えられるなら


ぱーちーぴーぽー
クローネンバーグ師匠
おれに
バンダイの軟性FRPが主な組成の
脊髄直結のデッキをさ


なあ



一緒に十字架背負おうぜ
たのしいんだぜ

ちぇーんりあくしょん、わさ。