でじたる-G

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溺れるアメリカが掴んだのは、中国

2008-08-14 06:00:43 | Weblog
メルトダウンガ始まったアメリカ。つい、半世紀前にはアメリカを牽引していたGMの赤字が1兆9千億円、規模が大きいので、赤字額も半端じゃありません。自動車のビッグスリーの赤字合計が3兆円を超えます。

4千人以上のアメリカ兵の命を捧げて、手に入れようとしたイラクの石油は、この10年以内にオイルピークがやってくると言われています。それが、若干のタイムラグがあったとしても、石油の枯渇は避けようのない事実です。その頃には価格は高騰し、自動車など運転している場合じゃ無くなります。代替燃料が、開発される迄の、その数10年間の石油確保の為に、命を捧げたと知ったら、遺族は何と思うのでしょうか。

 沈みゆく大国アメリカは、その大きさゆえに掴もうとする藁も、それ以上に大きくなければ、共に沈んでしまいます。そして、選択したのは中国と言う訳です。尻尾を振って、「クーン、クーン」と精一杯媚びて、甘えてくる日本ではなくて、ついこの間まで、人権問題で糾弾していたあの中国です。思いやり予算を献上している日本ではなく、4千年経ってもまだ発展途上国で居続ける中国を選択しました。戦時下のイラクを除けば、8月8日に転居して、新しくオープンしたアメリカ大使館は、最大との事、アメリカの中国に掛ける期待が伺えます。外国では、媚諂う人は信用されませんから、日本がスルーされるのは、不思議でもなんでもありません。戦中、戦後に外交手腕を発揮した白州次郎のような、肝の据わった日本人が現れてくれる事を、切に願います。