2月18日のHARBOR BUSINESS Online の記事に日本の広告に「くだらないものばかり」と厳しい意見が列挙されていました。あるポーランド人の女性は「くだらない広告とかセンスのないCMばかり。程度が低すぎて消費者を馬鹿にしているみたい」と辛らつです。若いころ貿易関係の仕事をしていて、赤い表紙のパスポートの押印場所がなくなりエキストラページを追加するくらい海外に行っていましたから、広告や看板の彼我のセンスの落差に残念な思いをした記憶があります。勿論、日本にも外国に比べて優れたものは山ほどありますが、こと広告や看板には彼我の差異を認めざるを得ません。車のデザインも、昔「いすず117クーペ」という流麗なカーブで人の目を引く車がありました。デザインでは他の国産車を圧倒していました。残念ながらデザイナーはイタリアのジウジアーロでした。50年ほで経てもデザイン力では差が縮まるどころか益々開いている様に感じます。一代前のトヨタ・プリウスは社長からデザインが良くないとダメ出しされていました。私もあのデザインはいいとは思いませんが、社長に否定されたデザイナーとプリウスを買ったユーザーは社長のダメ出しをどんな気持ちで聞いたのでしょうか。当時、あの車は日本で一番売れた車種でもありました。車は乗ってしまえばデザインは自分には見えませんが、停車している車に乗り込んで、さあFun to Driveと思えるのかCMを見ていて思いました。でも、それを受け入れているのは日本の一般の方たちなんですね。第二の武漢になろうかと言われ、日本の危機管理能力の無さを世界から指摘されているダメな政治家を選んだのは紛れもなく私達日本人なのです。1~3月の経済成長率が年率ー6%台と発表されましたが、それでも安倍内閣の支持率が約40%なのですから、日本人が茹で蛙状態にいつ気づくのか見届けたいのですが、私が生存中には多分無いと思います。また、気付いたとして慌てて釜から飛び出しても受け皿が無い現状では釜の中も外も大して代わり映えしませんね。残念。
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