公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

中学受験

2016-08-31 | 現在の教室運営
六年生の女の子から、一貫校受験の相談を受けました。

四年生の頃の入会で、
当時は算数では学校の授業についていけなくなりかけているという状況でした。
一年半で算数は学年相当ができるようになったとはいうものの
私の感覚では
「この程度じゃ、無理。万一国語力でもぐりこんだとしても、後が大変」なので
試験向けの勉強をすることは無駄にはならないから
土曜日にオプションコースで来るならやってみてもいいよと伝えました。

次の学習日に親が来て
ここにプラスするならどこの個人指導がいいでしょうかと聞くので
うちだったら、土曜のオプション追加しかない、火・金はこれまで通りで、と
伝え、他の大手の塾については担当者によるのでわかりかねるといいました。

そしたら
「他塾の試験を受けてみたら、とても良い成績で
受験コースにはいれると言われたので、明日からそちらへ行きます。
曜日がかぶるので、こちらはやめます。
試験が済んだら、合否にかかわらず、またこちらでお願いします」
とのこと。

アゴが外れました。なにそれ?

「別に、戻ってこなくてもいいですから」と出かかったのを
必死に押しとどめました。

以前、幼児期からうちでやっていて、一学年は超えていた子が
やはり大手の(今回の件よりもう少しレベルの高いところ)試験に合格したからと
四月にそちらへ移ったケースがありましたが
その時には「しょうがない」とすんなり思えました。
別の塾へも行ってみたいという気持ちもわかりますしね。
合格発表の翌日にはうちで学習再開しています。

しかし。
今回の子は
「入塾テストで、こんなにできるようになっていたんだと驚きました」と親。

公文時代は中学生は続かなくてもいいという感覚でしたし
5教科対応はできなかったので
「できるようになったので、中学からは進学塾で」というのもよくあって
しょうがないと思っていましたけれどね。










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