公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

体験・入会せず

2016-09-15 | 現在の教室運営
五年生の体験申し込みがありました。いそいそと対応したのですが体験期間終了後
「考えてみます」ですって。

初日は父親同行で、学校の宿題プリントや学力テスト結果表なども持参しており、
「小数の筆算ができない」という話。
夏休み中に他塾へ行っていて、その終わりごろには100点が取れるようになっていたのに
学校が始まってみたら、やはり宿題も満足にやれないでいるので、とのこと。

うちの教室でやるならば、宿題は足し算の筆算レベル、教室では掛け算の筆算ぐらいからやって
一年ほどで学年相当レベルがやれるようになるだろうという話をしました。
兄弟は?と聞くと、3年生の弟がいて、その子は問題ないそうで。
当然のことながら「問題なさそうなうちの学習開始がお勧め」の話もしています。

次の回には母親が同行してきて、同じく学校の宿題を持参していて「この応用問題が教えられないので」という話。
チャチャッと説明をして「こんな感じでどお?」と聞くと「わかった」ということで。

夫婦で交代できているくらいですから、「気はある」と見たのですが
最終日には来室せず、それでも電話はしてきて
「家庭教師その他、他にも体験してみてから決めたい」とのこと。

「???」

公文時代から、体験二週間を経て「お断り」という件はそう多くはありません。

昨年の入会例でも、それぞれ兄弟でのゲットに成功していて
それなりに順調に推移しています。
なのに、どうして今回はアウトなのかな、何がまずかったんだろうと
反省しきり・・・・・・

私もトシを食って、保護者対応の勘所を外したのかな
向こうのあれもできないこれもダメというのに共感しすぎて
コドモの学習能力以上のことを提案しちゃったのかな
それとも、私の口調の中に
「こんなにわからなくなるまでほっとくなんて」と親のプライドを逆なでするようなものが
有ったのだろうか
あるいは、学年相当のことができるようになるまで一年以上かかるというのが
経費的に無理だったんだろうか

2~3日、ウダウダと考えこみました。

過ぎたことをグダグダ思い起こしても仕方がないのですけれど
同じドジを踏まないためには解析は必要です。
なんで?どうして?

ったく、いまどきの親は!!
と片づけられればいいのですけれど、経営上そういうわけにもいきませんし。
赤字転落というのは困りますから。









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